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「寂しい」待ち合わせの定番“タカプラ”閉店へ 繁華街・天文館の商業ビル 鹿児島

11/1(水) 9:45配信

西日本新聞

 鹿児島市の繁華街・天文館にある商業ビル「タカプラ」を運営する高島屋開発(犬伏和章社長)は10月30日、周辺の再開発に伴い来年2月12日で営業を終了し、閉店すると発表した。

 タカプラは前身の百貨店「大見(だいけん)高島屋」から1975年、テナント形式の現在のファッションビルに転換し、「高島屋プラザ」の名称で再出発。市電の天文館通電停前にあり、天文館のランドマークとなった。待ち合わせは「タカプラ前で」が若者の定番となり、90年には愛称の「タカプラ」に名称が変更された。

 同ビル周辺では商業施設やホテルが入る15階建ての複合ビルを建設する再開発事業が進行中。早ければ来年6月にはビル解体に着手見込みだった。

 犬伏社長によると、9月にビルに入る約30社のテナント会の総会で、冬のセールの終了段階で閉めるのが適当と決まったという。同社の従業員は関連会社で雇用を継続する方針。

 タカプラの閉店セールが11月3日から始まる。犬伏社長は「いつかこういう日が来るとは思っていたが寂しい気持ちでいっぱい。セールは今まで以上に趣向を凝らし、商品やサービスで最後のタカプラを楽しんでもらいたい」と話した。

 ビルの解体まで時間があるため同社には「シャッターは開けておいてほしい」との声が寄せられているという。犬伏社長は「1、2階部分を何らかの形で利用して、開け続けたい」と述べた。

=2017/11/01付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:11/1(水) 12:02
西日本新聞