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「7、8、9回は絶対的な存在」SB工藤監督 シリーズ球団史上初7人継投

11/1(水) 10:40配信

西日本スポーツ

 1点あれば十分だった。9回。工藤監督が「絶大な信頼を置ける」と言い切るサファテが敵地のマウンドへ上がった。スタンドを青く染め、逆転を信じるDeNAファンの大歓声は、ほどなくため息に変わった。

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 この試合3安打の倉本を遊ゴロに打ち取り、最後は一発長打を秘めた梶谷を真っすぐで遊飛に仕留めた。開幕3連勝を締め、今シリーズ2セーブ目だ。「ナイスゲーム!! 明日も頑張る、決めるよ」。守護神は興奮口調だ。南海時代から数えて17度目のシリーズで球団史上最多の7人継投。1点リードを守りきった。

 長いシリーズ史でも、1997年第4戦の西武の8人継投が最多で、今回はそれに次ぐものだ。5回と6回の2イニングで先発武田を含め4投手が投げたことになる。森はDeNA打線との根比べにも負けなかった。レギュラーシーズンは6回終了時にリードしていれば76勝3敗。ターニングポイントの中盤を懸命に守り、ホークスの勝利は“不動ゾーン”に突入した。

 工藤監督には信念がある。「僕の中での7、8、9回っていうのは絶対的な存在がいる。彼らが打たれて延長だったり負けるといることに関しては、しょうがない、と割り切ってリリーフを使わせてもらいました」。日本シリーズは最大15回制。先発を含めベンチ入り9人で臨んでいるが、質量ともに豊富なリリーバーに絶対的な自信があるからこそ、惜しげもなくつぎ込める。

 7回のDeNA打線は梶谷、ロペス、筒香の好打順。5番手のモイネロは緩急を巧みに織り交ぜてロペスと筒香を三振に切って取った。「点差が縮まっていて緊張したけど、しっかり投げられた結果。任せてもらったところをしっかり投げるだけ」とうなずいた。

 8回はセットアッパーの岩崎がきっちり抑え、ラストイニングは最強ストッパーのサファテが締めた。今季のレギュラーシーズンでも最多だった「7人継投」。パの覇者の強さを示す1点差勝利だ。

◆12年ぶり無敗王手

 ソフトバンクが3連勝で2年ぶりの日本一へあと1勝。日本シリーズで無敗王手は05年ロッテ以来で18度目(引き分けありの2度を含む)。過去に優勝を逃したのは58年巨人、86年広島、89年近鉄の3度だけでV率82%と圧倒的に有利になった。4戦4勝で日本一なら05年ロッテ以来で6度目となるが、今年はどうか。

西日本スポーツ

最終更新:11/1(水) 10:51
西日本スポーツ

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