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20歳になったら、国民年金どうしたらいいの?〈後編〉

2017/11/1(水) 18:10配信

ファイナンシャルフィールド

「20歳になったら、国民年金どうしたらいいの?〈前編〉」からの続きです。

国民年金制度と学生納付特例制度があることは前編で触れましたが、後編では具体的にどうしたら良いのかをまとめました。

加入手続きまでの流れ

1、まずは、書類を提出

●国民年金被保険者資格取得届書
これは必ず提出をしてください。提出先は、お住まいの市(区)役所または町村役場の国民年金担当窓口か、管轄の年金事務所です。郵送でもOKです。

●学生の場合で、制度を利用したい方→国民年金保険料学生納付特例の申請について
学生でない方で制度を利用したい方→国民年金保険料免除・納付猶予の申請について

●口座振替を希望の方は、国民年金保険料口座振替依頼書(詳細は下記記載)

2、年金手帳が届きます。大切に保管しておいてください。

3、国民年金保険料納付書が届きます。金融機関やコンビニエンスストアで納付できます。口座引き落としで1カ月前納の登録をすると、毎月50円が割り引かれます。毎月納付するのであれば、50円割り引かれた方が嬉しいですよね。

申請書は、日本年金機構ホームページ(トップページにある「申請・届出様式」をクリック、「国民年金保険料に関する手続き」)から「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」をダウンロードできます。

あわせて申し込みされることをお勧めします。上記1の資格取得届書と同封してもOKです。

保険料の追納ができる

学生納付特例制度の承認を受けた場合でも、10年以内であれば保険料をさかのぼって納めること(追納)ができます。

追納をすると、将来受け取れる年金額を増やせるので、経済的に余裕がでてきたら検討したほうが良いです。

ですが、3年度以降に追納をする場合は、承認を受けた当時の保険料に加算金(金額は経過期間により異なる)がプラスされます。

追納をお考えの場合は、経過年数を意識しておきましょう。

所得税や住民税が安くなることも

納めた保険料は、全額社会保険料控除の対象になります。保護者が代わりに保険料を納めた場合は、納めた方が社会保険料控除を受けることができます。

確定申告をすると、その年の所得税や住民税が減額になる可能性もあります。ぜひ、ご検討ください。

国民年金は「老齢になって受け取れるもの」というイメージを強くお持ちの方も多くいらっしゃいますが、万が一障害を負ってしまったときに受け取れる「障害基礎年金」や亡くなったときに受け取れる「遺族基礎年金」があります。

これは、未加入(未納)では受け取ることが出来ず、何か起こってから加入することもできません。未納は、免除や猶予で保険料を納付していない状態と全く異なります。

今の生活では実感がわかないからと後回しにせず、納付するのか学生納付特例制度もしくは免除・納付猶予制度を利用するのかを考えて、手続きは忘れずに必ず行いましょう。



Text:名取 真由美(なとり まゆみ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP認定者
FPまゆ事務所 代表

ファイナンシャルフィールド編集部