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バーチャル・セーフティカーに翻弄されたフォースインディア。フェラーリはピットイン準備を”偽装”して敵を撹乱!?

11/1(水) 12:46配信

motorsport.com 日本版

 フォースインディアのエステバン・オコンは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やルイス・ハミルトン(メルセデス)らの後退もあり、1周目を3番手で終えた。チームメイトのセルジオ・ペレスも、5番手に浮上していた。

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 しかしそのうちペレスは、次第にフェラーリのキミ・ライコネンからプレッシャーをかけられ、18周目に早めのピットストップを行わねばならなかった。オコンも、その2周後にピットインしている。

 しかし、この早めのピットインが仇となった。トロロッソのブレンドン・ハートレーが、パワーユニットのトラブルによりコース脇にマシンを止めた際、バーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言された。ライコネンはこのタイミングでピットインし、順位を失うことなくコースに復帰したのだ。

 このVSCは、フェラーリに非常に有利に働いた。ライコネンがフォースインディアの2台を交わしただけでなく、一時最後尾付近まで後退していたベッテルにも、浮上するきっかけを与えたのだ。

 オコンは結局5位でフィニッシュ。ペレスはウイリアムズのランス・ストロールにも先行を許してしまい、7位でゴールした。

 早々にピットストップするという戦略が功を奏さなかったフォースインディア。しかし、チーム副代表のボブ・ファーンリーは、この戦略を擁護し、表彰台を狙うためには何か違うことをしなければならなかったと語る。

「我々は表彰台を目指していた。いつもならレース中に、フェラーリやレッドブル、そしてメルセデスに対して気を配ることなどない。なぜなら、我々が彼らを倒すことなどできないからだ」

 ファーンリーはそうmotorsport.comに対して語った。

「チャンスがあった。だから我々は賭けに打って出るべき時に打って出た。それはまた、悪い方に転がる可能性もあったが、価値ある判断だった。よく努力したが、結局のところフェラーリを抑え切るだけのペースは、我々にはなかったんだ」

「表彰台を得るため、我々は早めにピットインしてアンダーカットされるのを阻止しようとした。でも結局は、ライコネンの方が少し速かった。そしてVSCが全てを台無しにし、ベッテルの接近を許してしまった」

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