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「奄美らしいおもてなし」提言 インスタ映えする雰囲気を 大正大学が地域報告会

2017/11/1(水) 12:58配信

南海日日新聞

 産学官連携で地域活性化策を探ろうと奄美大島実習に取り組んでいた大正大学(本部・東京都豊島区)の地域創生学部学生らが10月30日、鹿児島県奄美市名瀬の中心商店街で地域報告会を開いた。約40日間の調査研究を基に、「観光」を基軸とした商店街振興策を提案。「雰囲気、会話、方言で奄美らしいおもてなしを。個々の店が始めたら大きな変化を生み出す」と訴えた。成果の一つとして、若者目線で「町の魅力」を捉えたガイドブックやホームページを作成した。

 大正大学地域構想研究所のプロジェクト事業「くろしおコンソーシアム」の一環。地域創生学部による地域実習は全国12地域で実施し、奄美市は初めて受け入れた。

 9月19日に1年生6人が来島した。中心商店街を拠点にフィールドワークを展開、事業主やNPO法人関係者らへの取材や地域資源調査などに取り組んできた。

 報告会で提案したのは観光による地域振興。背景に格安航空会社(LCC)就航や来年のNHK大河ドラマ放映、世界自然遺産登録候補地の選定などを挙げ、「幅広い年代、国籍の観光客が増加する」と展望した。

 商店街については「おしゃれな店や専門店が多く、永田橋市場など昭和レトロな雰囲気も魅力的。都市機能も集約している」などと評価。「名瀬まちおもてなし作戦」と銘打ち、方言でのあいさつや装飾、音楽など「奄美色」を出したコミュニケーション、雰囲気づくりを提案した。

 その上で「つい足を止めてしまう看板、店構えを。インスタ映えする雰囲気があれば観光客も周知しやすい」などとアドバイスした。

 実習は報告会で一区切りとし、学生らは同日帰京した。リーダーの男子学生(18)は「毎日が刺激的で充実した実習だった。台風も経験できた。ガイドブックは商店街の奥深い部分も紹介することができたのでは」と話した。

奄美の南海日日新聞

最終更新:2017/11/1(水) 12:58
南海日日新聞