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【福島中央道開通・つながる福島-米沢】企業進出「新経済圏」へ

11/1(水) 10:45配信

福島民友新聞

 福島市と山形県米沢市をつなぐ東北中央道福島大笹生インターチェンジ(IC)―米沢北IC間(35.6キロ、無料区間)の開通は、経済界にとっても35年に及ぶ悲願だ。誘客による効果に加え、物流の円滑化による経済連携にも期待が集まる。
 福島、相馬、米沢の3商工会議所が手を組み、相馬地方から山形県南部に延びる新たな動脈の誘致が始まったのは1982(昭和57)年。東北道を軸とする南北の交通網に対し、貧弱な東西の交通網が経済連携の壁になっていたことが理由の一つだ。
 とうほう地域総研の調査によると、米沢市の2014(平成26)年の製造品などの出荷額は山形県で最大の5682億円。福島市の6372億円に迫る工業都市だ。福島大笹生IC―米沢北IC間の所要時間は30分弱で、開通により福島市役所―米沢市役所間の所要時間は従来より約20分間短縮されて約40分となり、新たな経済圏が誕生することになる。
 今春、福島市に進出したケーブルテレビ「NCV」を展開する「ニューメディア」(米沢市)もその一例だ。同社の中川宏生常務・福島センター長(46)は「福島市は米沢の設備も活用できるため、初期投資などコストが抑えられることも進出の理由だった」と語る。
 米沢市内ではケーブルテレビが普及しており、同社はインターネット接続サービスなどと併せて福島でも新たな需要を開拓したい考えだ。中川氏は「福島と米沢の情報をそれぞれの地域で発信することで、両地域の価値向上にもつながるはず」と意欲を示す。

福島民友新聞

最終更新:11/1(水) 10:49
福島民友新聞