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南砺中央病院が最優秀 全国自治体病院学会 スタッフ研修を評価

2017/11/1(水) 1:06配信

北日本新聞

 南砺中央病院(南砺市梅野・福光)の臨床検査技師を中心にリハビリスタッフや薬剤師らに臨床検査の知識を広げる研修会の取り組みと成果が、全国自治体病院学会に寄せられた演題1571点のうち最優秀の6点に選ばれた。病院関係者はチーム医療の質向上に決意を新たにしている。

 診療技術部の臨床検査技師や作業療法士、理学療法士、放射線技師、薬剤師ら40人による取り組み。それぞれの専門分野に必要な検査項目を理解することで、患者により良い医療を提供することを狙いに、2015~16年に10回、研修会を開いた。

 栄養状態、細菌感染症の有無と重症度、敗血症の有無など13項目に基づいて病状を推測する信州大の方式を採用。テキストなどから引用した症例の検査結果を1週間かけて分析した結果を発表してもらった。検査技師以外のスタッフも発表者を務めた。

 研修後に13項目ごとの理解度を確認したところ、大幅に向上していたほか、検査項目を尋ねた際の正答率も平均60%を超えた。

 医療現場では、栄養状態の検査結果などから病状を把握した上でリハビリをすることを心掛けるようになったほか、画像と検査結果を容易に比較できるシステム改良などにつなげた。

 中心となった臨床検査技師の谷村香里さん(32)がこれらの成果を論文にまとめ、最優秀に選ばれた。谷村さんは「患者さんに寄り添いたいというみんなの思いが知識の向上につながった」と話している。

 三浦利則院長は「チーム医療の底上げになる」と、波及効果に期待を寄せる。

北日本新聞社

最終更新:2017/11/1(水) 1:06
北日本新聞