ここから本文です

楽天6位指名の仙台育英・西巻 スカウト歴「10数年」のプロを唸らせた守備

11/1(水) 7:30配信

Full-Count

楽天から指名挨拶を受け「ドラフト当日よりもプロになる実感が沸いてきた」

 26日のドラフト会議で楽天から6位指名された仙台育英・西巻賢二内野手が31日、宮城・多賀城市の同校で長島哲郎スカウト部長と担当の上岡良一スカウトから指名挨拶を受けた。

2017年プロ野球ドラフト会議 各球団指名選手一覧

 表に「一緒に頑張ろう」、裏に「夢と感動」と梨田昌孝監督の直筆メッセージが添えられたドラフト会議入場証をプレゼントされた西巻。長島スカウト部長から「名前を呼ばれてどうでした?」と聞かれると、「ホッとしました」と指名直後の心境を伝えた。

 球団からの指名挨拶を受け、「ドラフト当日よりもプロになる実感が沸いてきました。必要としているという話をいただいたので評価に恥じないようにこれからも頑張りたいと思います」と表情を引き締めた西巻。上岡スカウトは「彼の野球に対する真摯な取り組み方と野球センスに惚れ込んで指名しました。今日、顔を見て、やっぱり指名してよかったなと感じています」と笑顔だった。

 楽天はその守備力を高く評価した。上岡スカウトは練習試合や甲子園で観たプレーを語った。

「1アウト二塁でショートに打球が飛んできたら、普通は一塁に投げますよね。それを二塁に投げて、二塁ランナーを先にアウトにした。セカンドの選手も上手く、打者走者もアウトにした。これ(判断)はなかなかできることじゃない。しかも、三遊間の打球を難しい体勢で捕ってのプレー。目配り、気配りがあり、相手のチームがどういった攻撃をしているか、ランナーがどこにいるのかを頭に描きながらプレーできている。10数年、スカウトをやっていて、高校生でここまでできる選手はいなかったので、そういったところに惚れ込みました。外野からボールが返ってきても、パッとランナーを見る。とにかく、どんな状況でも最善のプレーをしている」

楽天ジュニアのパイオニアとしても期待、楽天との縁は「不思議」

 西巻自身、高校3年間で印象に残っている守備として、やはり二塁にいる走者をアウトにしたプレーを挙げている。

「1年秋の練習試合だったと思います。ランナー二塁で三遊間に打球が飛んできた時、普通はファーストに投げますが、左目でランナーが出ているのが見えて、捕ってセカンドに投げてアウトにしました。なぜ、今のプレーができたのかと思いましたが、自分の中でよくできたな、とも思いました。プレーしている時、ランナーが自然と視界に入ってくるんです」

 仙台育英の秀光中で「野球に対する考え方を学んだ」と野球センスに磨きをかけた。3年の全国中学校軟式野球大会では初優勝。中学軟式野球の頂点に立った。高校1年夏には甲子園で全試合、途中出場し、準優勝を経験した。1年秋から、平沢大河(現ロッテ)の後を受け、ショートのレギュラーとなったが、2年春には攻守にスランプに陥った。順風満帆だったわけではないが、そのすべての経験を糧とし、成長してきた。

 パイオニアとしても期待がかかる。福島・いわき市の少年野球チーム「小名浜少年野球教室」に所属していた西巻は小学6年の時、楽天ジュニアに選ばれた。東日本大震災を乗り越え、2011年の「NPB12球団ジュニアトーナメント」に出場。背番号7の楽天のユニホームに袖を通し、プレーした。

 楽天では松井裕樹投手が横浜ジュニア、小野郁投手がソフトバンクジュニア、オコエ瑠偉外野手が巨人ジュニア、藤平尚真投手がロッテジュニアだったが、楽天ジュニアだった選手がNPBから指名されたのは初めて。それも、楽天からの指名とあって、「不思議というか。今度はプロとしてやるので、頑張らないといけない」と西巻。当時のユニホームは福島・会津若松市の自宅に飾ってあるという。

1/2ページ

最終更新:11/1(水) 10:01
Full-Count

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合11/18(土) 10:45