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渋滞の長さ、所要時間、どう変わった? 沖縄の公共交通実験

2017/11/1(水) 11:05配信

沖縄タイムス

 沖縄総合事務局は31日、同局と沖縄県が民間企業などに呼び掛けて9月に実施した、通勤手段を自動車から公共交通機関に転換するなどして渋滞緩和効果を検証する「わった~バス大実験」の速報値を発表した。平日午前7時台で車両速度が時速10キロ未満となった渋滞の長さ(道路延長)は、実験前と比べて国道58号(那覇市、浦添市)では11%減、国道330号(同)で44%減、国道331号(那覇市、豊見城市)で84%減少した。

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 一方、国道329号(那覇市、豊見城市、南風原町)や国道507号(同)は変わらなかった。

 行政や企業など160社、1913人が参加。那覇、浦添、豊見城の3市と南風原、西原の2町を範囲に民間のビッグデータを活用して9月16~22日(平日のみ)まで実験し、7~15日(同)と比較した。

 5市町各道路の午前7時台で、車両速度が時速10キロ未満の道路延長は実験前の92・2キロから80・1キロに減少。平均速度は18・5キロから19・3キロに向上した。

 観測機器で計測した交通量では、国道58号(浦添市牧港)で13%減、国道330号(同沢岻)は24%減、国道329号(那覇市壺川)で41%減った。

 10日時点で1595人がアンケートに回答。時差出勤者の約7割が「所要時間が短くなった」と答えた。一方、今後も「継続したい」と答えたのは回答総数の28%にとどまった。

 同局は「渋滞緩和は図れた。関係機関と連携して時差出勤の拡大や公共交通の改善に取り組む」とコメント。原因などは年内に分析し、来年以降の実験継続を検討するとしている。

最終更新:2017/11/1(水) 11:05
沖縄タイムス