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梅加工品で海外向けメニュー 世界遺産協、シェフ招き開発へ

11/1(水) 16:46配信

紀伊民報

 梅加工品を使った新たなメニューを開発してもらい、輸出促進のきっかけにしようと、和歌山県のみなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会(会長=小谷芳正みなべ町長)はジェトロ(日本貿易振興機構)大阪本部と連携し、米国とシンガポールのシェフ2人を10月31日、みなべ町に招いた。地元の加工業者がメニュー開発の素材となる梅加工品を紹介したり、意見交換したりした。シェフは帰国後にメニューを考案し、12月末までに提出する予定。

 梅や梅干しをそのまま海外に出しても市場は大きくないため、海外の食文化に合わせて料理素材として使ってもらうことで、梅加工品輸出の新規開拓や拡大につなげる狙いがあるという。

 招いたのは、伝統のアメリカ料理を売りとするニューヨークのレストラン「バビーズ」のオーナシェフ、ロン・シルバーさん(55)と、アジア最優秀パティシエにも選ばれているシンガポールのジャニス・ウォンさん(34)。

 この日午前中は、同町晩稲の梅農家、月向雅彦さん(55)宅を訪れ、梅畑や梅干し場を視察し、栽培から収穫、加工まで1年間の流れや、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」についての説明を聞くなどした。

 午後は、同町山内の紀州南部ロイヤルホテルで、梅加工業者9社が、梅のメニュー開発の素材となる梅加工品をそれぞれPRした。各社持ち時間15分で、白干し梅や梅ジャム、梅エキス、梅ソース、ドレッシングなど自社の製品の特徴や使い方などを説明した。2人のシェフは試食しながら質問し、熱心に説明を聞いていた。

最終更新:11/1(水) 16:46
紀伊民報