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松本隆氏が紫綬褒章受章 転機となった「ポケットいっぱいの秘密」

11/2(木) 7:04配信

東スポWeb

 紫綬褒章に決まった作詞家・松本隆氏(68)がこのほど会見を行い「友達に恵まれ、音楽的に才能のある人々が周囲に集まっていただいたおかげ」と周囲への感謝を述べた。

 松本氏といえば、ロックバンド「はっぴいえんど」のドラマーとしておなじみだが「若い時からあまり大きな組織には入らず、自分一人でやってきた。守ってくれるのは自分の作品だけ。やってきた努力が、国にも認められてうれしい」と喜びを口にした。

 続けて「不幸なことにバンドが解散し、一人で社会に放り出された気分だった。親しい人に“作詞家になりたい”と言ったら、アグネス・チャンの曲『ポケットいっぱいの秘密』の仕事が入ってきて、それが見事ベスト10に入ったんです」と歌謡界に本格進出した時のことを思い出しながら語った。

 その後は、1975年に発売した太田裕美の「木綿のハンカチーフ」で初のトップ3入りを果たし、作詞家の地位を確立。これまで2100曲以上の作詞を手掛け、「はっぴいえんど」時代のメンバーで作曲家の大滝詠一さん(享年65)とは、松田聖子の楽曲「風立ちぬ」の制作にともに携わった。「年齢もあり、次々と人が亡くなる。僕の人生が尽きるまで、歌を作っていきたいです」

 作詞家としての人生は成功ばかりではなかったそうで「スランプはいつものこと。『詞が書けない』は僕のキーワードです。60歳にもなると、脳が固くなり、詞が思い浮かばなくもなる。でもフルアルバムも作ったし、まだまだいける」とこれからの制作にも意欲を見せた。

最終更新:11/2(木) 7:04
東スポWeb