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検索やSNS投稿を増やすポイントは○○だった! 1万人調査データ分析で見えてきた「企業の魅力」とは

2017/10/31(火) 11:01配信

Web担当者Forum

今日は、「企業の魅力」に関する分析を、日本マーケティング学会の発表から紹介します。「魅力」を構成する要素の3つの分類とは? そして、ネット検索やソーシャルメディア投稿につながるのはどのような企業の特性なのでしょうか?



日本マーケティング学会で、興味深い資料が公開されていました。「企業の魅力要素と購買行動の考察」と題したペーパーです。

・東京都市大学 都市生活学部 准教授 北見 幸一 氏
・電通パブリックリレーションズ 局長 阪井 完二 氏
・電通パブリックリレーションズ 部長 末次 祥行 氏

の3氏が、「消費者を引き付ける企業の魅力にはどのようなものがあるのか」という観点で、消費者1万人を対象に調査し、その分類や購買行動との関係を分析したものです。

この記事では、ペーパーで解説されている分析結果から、次の2つの観点でポイントを紹介します。

・企業の魅力を構成すると考えられる要素の3つの分類
・魅力が伝わると、検索やソーシャル投稿などの行動にどのように影響するか

すべての内容を紹介するわけではないので、興味をもった方は、ぜひ日本マーケティング学会のサイトで全文をご覧ください。

 

企業の魅力は「トラスト(信頼・安定性)」「バイタリティ(活力ある風土)」「提供バリュー」の3つで考える

調査では、あらかじめ用意した36の魅力項目について、消費者1万人を対象に調査しています(10業種150社を提示)。その結果に対して探索的因子分析を行い、36の項目をグループ(因子)に分けたものが上図です。

この分析では、36の項目を次の3つのグループに整理しています(グループ名は、分類した結果そこに含まれている要素から発表者が名付けたものですね)。

・トラスト(信頼・安定性)
・バイタリティ(活力ある風土)
・提供バリュー

 

魅力が伝われば「検索」や「企業サイト閲覧」につながりやすい。主要な因子は「バイタリティ」

調査ではさらに、「企業に魅力を感じたあとにどのような行動をとったのか」も調べています。質問したのは次の6項目。

・その企業や,商品・サービスについてネットで検索した(ネット検索)
・その企業のウェブサイトを閲覧した(企業サイト閲覧)
・その企業の商品やサービスを見に行った(視察)
・その企業の商品やサービスを購入した(購入)
・ソーシャルメディアに投稿した(ソーシャル投稿)
・家族や友人に話をした(リアル共有)

そして、企業の魅力要素としてあげた「トラスト(信頼・安定性)」「バイタリティ(活力ある風土)」「提供バリュー」の3因子がどのような行動に影響を与えているのかを分析したのが、上の図です。

魅力を感じた消費者が行動として起こしやすいものとしては、「ネット検索」「企業サイト閲覧」などが上位です。

また、各行動につながりやすい「魅力」の因子としては、ネット検索やソーシャル投稿は「バイタリティ」で、リアル共有や実際に見に行く行動は「トラスト」ということです。

 

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最終更新:2017/11/2(木) 22:17
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