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電子図書館実験で協定 2月からサービス 浜松市と楽天

11/2(木) 7:58配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 主に外国語の電子書籍を貸し出す電子図書館の実証実験を始める浜松市とインターネットサービス大手の楽天が1日、協定書の調印式を市役所で開いた。サービス検証を目的にした連携協定は全国で初めて。

 協定は、同社が約2千冊分を同市に無償提供し、登録者が同社の電子図書館サービス「ラクテン・オーバードライブ」を通じて、タブレット端末などで閉館時間でも図書を利用できるという内容。同社は貸出傾向や人気作品を分析し、サービス改善を図る。協定期間は2年間。

 調印式で協定書を交わした平井康文副社長は「(連携により)浜松市が掲げる多文化共生の推進、英語教育の地域格差解消に役立ち、インターネット時代の読書習慣醸成ができる」と述べた。鈴木康友市長は「浜松の(多文化共生に向けた)取り組みが全国に広まるよう利用促進を図る。蔵書が限られる学校図書館に普及すれば市民サービス向上にもつながる」と話し、協定期間終了後の本格導入に意欲を示した。

 サービスは2018年2月に開始予定。同社関連会社が市内6館程度の図書館に無線LAN「Wi―Fi」を整備し、体験用のタブレット端末も提供する予定。同社は、言語教育での利用以外に中山間地などの遠隔地の図書利用促進も見込む。

 オーバードライブは100言語以上計300万点以上の書籍を保有し、世界70カ国3万8千施設の公共・学校図書館で利用されている。国内では公立図書館6館を含め11館が導入済みだが、普及率は約5%にとどまる。

静岡新聞社