ここから本文です

【インタビュー】灼熱王リーグ戦を王者として見守る“Uの遺伝子”田村がリーグ戦への見解と“永遠エース”ダイスケとのラストマッチへ意気込みを語る!

11/2(木) 1:33配信

バトル・ニュース

 11月5日、神奈川県を中心に活動するプロレス団体・HEAT-UPが行う東京・新木場1stRING大会で、シングルマッチ最強の選手を決める『灼熱王バトルリーグ☆2017』の決勝戦が行われる。
 『灼熱王バトルリーグ☆2017』とは、田村和宏率いるHEAT-UPが初めて敢行したシングルマッチ最強の“灼熱王”を決めるリーグ戦であり、9月2日より予選リーグが行われていた。

 田村和宏は、第2次UWF、UWFインターナショナル等で活躍した田村潔司が立ち上げた格闘技ジム・U-FILE CAMPにかつて所属し、同ジムが主催するプロレス団体・STYLE-Eで頭角を現した選手。UWF直系の遺伝子を継ぐ選手だ。
 STYLE-Eの活動休止に伴い、2013年に自らのプロレス団体・プロレスリングHEAT-UPを旗揚げ。同団体はプロレスの興行だけでなく、神奈川県川崎市の地域密着団体として、障害者支援・福祉活動・警備活動・子供達への支援など社会貢献活動をプロレスを通じて行っている。

 シングルマッチ最強の証であるHEAT-UPユニバーサル初代王者として6度の防衛を果たしている田村和宏だが、今回の『灼熱王バトルリーグ☆2017』ではまさかの予選リーグ敗退。優勝者が次期王座挑戦の資格を得られる同リーグの決勝戦を見守る立場となった。
 そして、同リーグの決勝戦が行われる11月5日には、10年以上ライバルとして高めあってきた、ガッツワールド所属のダイスケとのシングルマッチも控えている。
 9月に突然の引退発表をしたダイスケとは最後の一騎打ち。様々な思いが渦巻く11月5日のHEAT-UP新木場大会について、田村和宏が率直な気持ちを語った。

10月17日(火)に行われたガッツワールド新木場大会にて、vs大谷譲二戦後にセコンドに付いていたダイスケを挑発する田村和宏

――まず、11月5日に行われる最後のダイスケ戦に向けてのお話を聞きたいのですが、まず、なぜダイスケ選手に対してあそこまで敵意を剥き出しにしているのでしょうか
「初めてシングルやったのは、何年前だかは忘れちゃったんですけど、STYLE-EのE-1 CLIMAXというのがあって、そこで初めてシングルマッチをやったときに、すごく手が合ったんですね。その前から実は、ガッツとSTYLE-Eというのが、なにか対照的というか、ファンの人の間で比べられるように見られていた感じがあるんですね」

――そこからライバル意識が芽生えた?
「その時は、西調布STYLE-Eを盛り上げるので必死だったんでアレですけど、耳にはしていたというか、比べられているという情報は知ってたんですけど、そこから『じゃあちょっとガッツワールド呼んでみようか』みたいな感じで、ダイスケと対戦したんです。そこですごく手が合って、対戦して『なかなかいい選手がいるな』というのを感じました。

――そのときのダイスケ選手は、デビューして間もない頃ですか?それとも、現在の『永遠エース』と言われているダイスケ選手の片鱗が見え始めている頃ですか?
「多分、次期エースみたいな感じだったんだと思います」

――今のお話を聞いていると、『ライバル団体ですごく手が合う選手』という爽やかなライバル関係のように思えるのですが、なぜ今はダイスケ選手は田村選手を『ちっちゃいおじさん』と挑発したり、田村選手はダイスケ選手を『スケベ面』などと呼んでいたりするのでしょう
「なんですかねー(笑)やっぱどうしても比べられる感はありましたし、自分もそこからダイスケを意識するようになったし、何回かシングルやりましたけど、どれも印象に残ってて……。正直、決着は付けたくないなとは思うんですよね、彼との戦いは。その中で、なんか引退とか言い出して……。自分は、最後のシングルで負けてるんですよね。ガッツさんの初の後楽園で、ダイスケが自分を指名してくれて。なんか、あと、引退発表するのも知らされてなかったし、『勝ち逃げすんのか!』みたいな(笑)『まだまだ出来るだろ』と自分の中では思うので、そこが悔しいというか……。なんか、『いい思いだけして辞めるんじゃねーよ!』みたいな感じですね。まだまだ、まだまだ田村vsダイスケというのは、もっと歴史を重ねていけるものだと思っているし、確か、後楽園やる前にHEAT-UPでシングルやったんですけど、そのときに、『後楽園ホールで、東京ドームでこの試合をやっても俺は恥ずかしくない』って自分はマイクで言ったんです。今でもそう思っているので、そこに到達する前になんで辞めちゃうんだ、って想いがダイスケにはありますね」

――では、最近のダイスケ選手への罵倒は愛の裏返しと言うか、『まだやれる!』というエールのようなものということでしょうか
「正直言って嫌いではないですけど、ただね、アイツの顔を思い浮かべると燃え上がるものがあるのは間違いないですね(笑)」

――改めて、11月5日の最後のダイスケ戦に向けての思いを
「久しぶりなんで……3年ぶりかな? なので、僕もこの3年というのはHEAT-UPでぐんと伸びて、いろいろな経験をしてきた三年間だと思うので、『その差を見せてやる!』という想いですね。その中には、『どうだ!付いてこいよ!』という想いを込めた戦いにしていきたいですね。悔しい想いをさせて……そうすれば、アイツも引退なんて二度と口にしないと思うんです」

――ダイスケ選手の引退は、とても悲しいです
「僕もそう思いますよホントに(笑)やっぱり、同じ世代が辞めていくというのは寂しいですよね。HEAT-UPをやってるのも、僕らだけがいい思いをしたいわけじゃなくて、プロレス界全体でいい思いをしていきたいという想いがあってやっているので、同じ世代で頑張ってきた選手もいい思いをしてもらいたいなというのがありますね。……寂しいですよね、正直」 

――30代半ばという、レスラーとして一番脂が乗ってくる時期での引退発表になってしまいました
「また、下の世代も出てきているので、壁の高さを見せ付けるのも若い子たちの成長にも繋がるので、そういう選手がどんどん辞めていくのも、僕ら世代としては寂しいですね」

――自分だけいい思いをして引退するというのが許せない? 
「そうですそうです。壁としての役割を果たさないままプロレス界を去るのかって。……本当に寂しいですね。『まだやろうぜ!』っていうか、まだやりたいです。本当は、カルッツかわさきとかでシングルをやりたいと思っていたんです。後楽園でガッツワールドさんが1000人入れて、自分はそこでも負けてるんです。じゃあ、1000人を超えるカルッツとかでやって勝ったら『どうだ!』って言えるじゃないですか。そしたら、またガッツワールドさんも1000人以上の規模でやったときに自分を呼んでもらってアレしたら、またWin-Win-Winになっていくじゃないですか。……ホントちょっと考えてたんですよ。その中で、辞めると言われたのが……『はぁ、そっかー……』って感じで……」

1/2ページ