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米の「慰安婦像」を公共物へ。大阪市が対抗措置を検討

11/3(金) 23:03配信

ホウドウキョク

大阪市が反発

「慰安婦像」をめぐる新たな火種がまた生じている。

米サンフランシスコ市議会の委員会は2日、中国系市民団体が今年9月に私有地に建てた「慰安婦像」の譲渡を受ける決議案を可決した。

サンフランシスコに設置されている「慰安婦像」はどんな顔?

像のプレートには、「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」など、日本政府の見解と相反する主張が書かれている。

すでに土地は譲渡されていて、20年間の維持費として20万8000ドル(約2350万円)の拠出も了承された。

11月14日に本会議に最終的な採決が行われ、正式に「公共物」になる見通しだ。

この動きについて、サンフランシスコ市の姉妹都市である大阪市が反発。吉村洋文市長は、正式に市の公共物になれば姉妹都市関係を解消する姿勢を見せている。

「最終的かつ不可逆的な解決」のはずが…

「慰安婦像」を公共物にしようとする動きは、韓国の国内外で相次いでいる。

韓国・ソウルの日本大使館前に設置されている少女像についても9月、地元の区によって「公共造形物」に指定されていたことが明らかになった。「公共物」に指定されたことで、像の撤去には区の委員会の許可が必要になり、区は「撤去できない法的根拠ができた。少女像は区が守る」としている。

2015年の日韓合意で「慰安婦問題について、国際社会で互いに非難、批判することは控える」としているが、韓国側に解決に向けた努力をする積極的な姿勢は感じられない。

韓国や中国の市民団体が、ユネスコの「世界の記憶」に、いわゆる従軍慰安婦の関連資料について登録するよう申請していたものの、ユネスコが「当事者同士の対話の場と時間が必要だ」として登録の判断を見送ると、韓国政府は、「遺憾に思う。慰安婦関連資料が客観的で正当に評価されるように、できうる外交的努力を継続する」とコメント。

韓国の聯合ニュースは、「分担金を留保して、ユネスコに圧力をかけた日本の勝利」と報じている。

「最終的かつ不可逆的な解決」とされた日韓合意から2年。真の解決までには、まだ紆余曲折がありそうだ。

最終更新:11/3(金) 23:03
ホウドウキョク