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トランプ氏歓迎の夕食会、元慰安婦招待 「独島エビ」も

11/7(火) 22:17配信

朝日新聞デジタル

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が7日夜、トランプ米大統領らを歓迎するために青瓦台(大統領府)で催した夕食会に、日韓が領有権を主張する島根県の竹島の韓国名を冠した「独島(トクト)エビ」を使ったメニューが出された。夕食会には元慰安婦の女性も招待された。

 大統領府の報道資料によると、「独島エビ」は春雨の炒め物の材料に使われた。竹島がある日本海で捕れたとされる。大統領府はねらいを説明していないが、米国側に竹島の領有権をアピールした可能性もある。

 夕食会に招かれた元慰安婦は、慰安婦問題をめぐる日韓合意の破棄を主張している李容洙(イヨンス)さん(88)。米国でも積極的に証言活動を行っている。夕食会でトランプ氏は李さんとあいさつを交わし、抱擁した。

 「独島エビ」の提供について、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「どうかと思う」と不快感を示した。さらに「北朝鮮問題への対応に関し、日米韓の連携強化が求められている。緊密な連携に悪影響を及ぼすような動きは避ける必要がある」と述べた。

 元慰安婦の招待については「一昨年の(日韓)合意は慰安婦問題の最終的で不可逆的な解決について確認したもの。着実な実施が重要だ」と強調。竹島や慰安婦を巡る日本の立場を外交ルートを通じて韓国側に伝えたことを明かした。(ソウル=武田肇)

朝日新聞社