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ふた付き紙パック牛乳 メーカー販売強化 使いやすさ利点 支持拡大

11/7(火) 7:01配信

日本農業新聞

 大手乳業メーカーが、ふた付きの紙パック牛乳の販売を強化している。ふたの開封が容易で、注ぎ口が広いなど、使いやすさが利点。空気や異物の混入を防ぎ、風味を損なわない効果もあり、じわり支持を広げてきた。新パックでは製造費分を価格に転嫁するケースが多く実質的な値上げになるが、従来の商品に比べ売り上げは好調だ。

 よつ葉乳業(札幌市)は10月から、キャップ付き牛乳シリーズに新たに2商品を加えた。「特選4・0牛乳」と「生産者指定よつ葉牛乳」で、いずれも1リットル入り。全国販売する両商品を従来パックからキャップ付きに切り替えた。

 同社は今年1月に初めてキャップ付き牛乳の販売を始めた。看板商品の「特選よつ葉牛乳(1リットル)」を含む2商品。従来に比べ取引価格を上げ、店頭の小売価格は数円程度の値上げになったという。

 だが、消費者から「開封しやすい」「注ぎやすい」などと好評。販売量が増え、2商品の1~9月の売り上げは、従来パックで販売していた前年同期に比べ1割伸びた。新たに販売を始めた2商品については、価格を据え置いた。

 明治(東京都中央区)は10月中旬から、北陸を含む西日本地域限定だったキャップ付き牛乳「明治おいしい牛乳(900ミリリットル)」の販売エリアを東海地区まで拡大した。昨年9月に九州地方で従来パックからの切り替えを始めた。キャップ付き商品の容量は従来より1割少なくなったが、価格は据え置いているため実質の値上げとなる。

 売れ行きは好調。同商品がけん引し、「明治おいしい牛乳」シリーズの売り上げは前年を上回っている。広報担当者は「今年度内に全国展開する」という。

日本農業新聞

最終更新:11/7(火) 7:01
日本農業新聞