ここから本文です

三浦瑠麗氏「ここまで日本が“おもてなし“せざるを得ないという事実が“見える化“された」 安倍・トランプ会談

11/7(火) 19:40配信

AbemaTIMES

 就任後初めて来日したトランプ大統領が次の訪問国・韓国へと飛び立った。
 
 今回の訪日、そして日米首脳会談を、専門家はどう見たのか。6日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏は「懸案なし、でも本音ぶっちゃけ会談」と命名する。

 「今、日米間には解決すべき問題があまりない。安全保障政策分野でも、北朝鮮に関しての認識は一致しているし、経済、特に貿易に関してもペンス副大統領と麻生副総理のラインに流している。そこであるのが“おもてなし“だ。それが全面的に出ている。そこで、記者の質問などに対して、今までこっそりとしていたような話が、大統領の公式の答えとして出てきている。例えば『武器買ってね。そうすれば米国の雇用がよくなる』と。それに対して、安倍総理は占領期のGHQに対する外交のようにニコニコとおもてなししていて、非常にジェントルマン」。

 しかし、非常に友好的な関係だからこその問題点も出てくるという。

 「トランプ大統領があまりにも赤裸々な人なのでつい引きずられていってしまう可能性がある。『君たちは高度経済成長期以降、我々に要求をぶつけてきたじゃないかと。これから友達として、米国もガンガン要求ぶつけて行くから』という、“アメリカファースト“の雰囲気が出ている。また、これまでのように国際関係が安定している時は、我々はアメリカに守ってもらって経済に邁進できた。しかし中国が出てきて、北朝鮮のリスクが高くなっている今、あまりのらりくらりとはしていられない。だからこそ“武器を買え“というような話が出てくる。日米同盟で、米兵の命という他に替えがきかないもの対して、いくら『我々はお金で払う』と言っても、釣り合うわけがない。だから、“お友達ロジック“でしか維持できない。そうならないために、安倍首相は『お友達だよね』と一生懸命やっているのではないか。そこで日本として外交上使える道具は何でも使っておもてなしをするということだ。それを揶揄する人もいるが、安倍政権はリアリズムなんだと思う。しかし、ここまで日本がアメリカに頼っている、おもてなしせざるを得ないという痛々しい事実がここまで“見える化“されてしまうことに、日本人は耐えられない。だからトランプが食べたハンバーガーだとか、鯉に餌をやったというような話題にお祭り騒ぎになっているのではないか。その意味で、多くの国民は、安保法制を通しておいて良かったと思っているのではないか」。

1/2ページ

最終更新:11/7(火) 19:40
AbemaTIMES