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天正年間の創業、小田原の元・老舗かまぼこメーカーが新会社に事業を分割し、特別清算

11/8(水) 10:47配信

帝国データバンク

 (株)MKS(TDB企業コード200286128、資本金3550万円、登記面=東京都渋谷区代々木2-30-4、代表清算人樋口收氏)は、10月27日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

 当社は、1948年(昭和23年)1月設立のかまぼこ等練り製品、塩辛、わさび漬の製造販売業者。天正年間の創業とされ、およそ業歴450年を有し、水産練り製品については、皇室献上品に選ばれるなど小田原を代表する企業として高いブランド力を持ち、2004年3月期の年売上高は約16億9200万円を計上していた。

 しかし、食の多様化などによる日本食離れや消費不況によって、当社が扱う蒲鉾・漬物などの消費が減少基調となり、メインの食品事業が伸び悩み2014年3月期の年売上高は約11億1400万円まで縮小。その後も、商品パッケージの変更や、蒲鉾の製品バリエーションに工夫を加えるなど、食品事業の立て直しを図ったが、原料の高騰や消費者の購買意欲の減退などから業況は低迷。不動産投資のために調達した過大な有利子負債が重荷となり、2015年1月28に横浜地裁小田原支部へ民事再生法の適用を申請するも、同年3月9日に申し立てを取り下げていた。その後、2015年11月設立の新会社(現(株)美濃屋吉兵衛商店)に事業分割。当社は、2016年3月に登記面本店を神奈川県小田原市から現地に移転し、同年12月31日に解散。所有不動産の売却などで金融債務の整理を進め、今年8月25日、東京地裁へ特別清算を申請していた。

 負債は金融債務が大半で債権者約7名に対し約21億1000万円。


※14:45 記事中の代表を修正しました