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【全文】「映画館の閉館は望んでいない」 JASRACが報道陣に語ったこと

2017/11/8(水) 19:50配信

BuzzFeed Japan

音楽教室の次は映画館――。日本音楽著作権協会(JASRAC)は映画音楽の上映使用料を引き上げ、劇場に対して支払いを求めていく方針を明らかにした。11月8日の記者会見に先立って10月25日に開かれた報道陣向けの説明会では、単館系映画館の経営への影響や、チケット値上げの可能性、海外からの要求などに関する質問が相次いだ。説明会でのやりとりの全文は下記の通り。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

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《JASRACの大橋健三常務理事》

著作権法上の映画上映の定義は、著作物を映写幕その他に映写することを言います。あわせて映画の著作物に固定されている音楽を再生することを含むものとする、というのが著作権法上の定義でございます。

したがいましてアジア、それから日本が問題にしております映画上映使用料といいますのは、映画に収録されている音楽の再生に伴う使用料のことでございます。

11月6~8日までの間にAPMA(アジア・太平洋音楽創作者連盟)やCIAM(国際音楽創作者評議会)の総会で本件についての問題が提起されます。

そもそもアジア地域では、上映使用料について、徴収以前の問題で管理ができていない国々がたくさんある。そのなかで音楽というものが映画を構成するうえで重要な要素を満たしております。

音楽の創作者に対して適正な対価の還元がされていないのではないか、されるべきである、といったことについて取り上げていただく予定になっております。

「どんなにヒットしても18万円」

アジアのことはともかくとして、これから先は日本の現状の話です。

外国映画については1作品あたり定額の18万円です。どんなにヒットした映画作品もそうでないものも、外国映画については18万円というのが実情であります。

18万円という金額そのものの設定は、1964年、いまから50数年前に使用料規定を制定して以来、抜本的な変更をしていません。というよりも残念ながらできていません。

資料に「内外格差」と書いてありますけれども、日本の映画上映使用料は映画興行収入に比べて極端に低い。なかでもとりわけ外国映画の使用料が、世界との比較で極めて低廉であると。

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最終更新:2017/11/8(水) 20:25
BuzzFeed Japan

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