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汚染稲わら灰処分場について説明 住民からは反対の声 石巻市「風評なくしたい」

11/9(木) 17:09配信

石巻かほく メディア猫の目

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された、国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物処理を巡り、石巻市は7日、保管稲わらの焼却灰を埋め立てる予定の河南一般廃棄物最終処分場の周辺住民を対象にした説明会を遊楽館で始めた。17日まで計6地区に分けて説明会を開き、理解を求める。

 市内では、1キログラム当たり2000~5500ベクレルの稲わらが約69.8トン保管されている。市は石巻広域クリーンセンターで家庭用ごみなどと一緒に焼却し、焼却灰を河南一般廃棄物最終処分場に埋め立てる計画だ。

 初日は、和渕地区の住民ら21人が出席。

 市は、稲わらの保管状況や、密封された袋に小分けして焼却する石巻広域クリーンセンターに運搬し焼却灰は固化剤を入れて固めてから埋め立てるなどの処理方法を紹介。市内にある石巻一般廃棄物最終処分場は借地のため、長い期間管理するには無理があることも伝えた。

 処分場敷地内外の空間線量モニタリングで基準を上回った場合の質問があり、市は「(埋め立ては)即時中止する。危険が及ぶなら即時知らせる」と回答。

 風評被害への懸念について担当者は「今の状況で手を付けない方が怖い。400ベクレル以下にして管理し、この地域は安全に処理できていることを示した方が、風評は避けられる」と説明した。

 県、環境省の担当者も出席し、他地域、他県の処理状況や原発事故の責任について答えた。

 出席者から「何ベクレルだろうが、ダメなものはダメ」「どんな説明を受けても気持ちは変わらない」などの反対意見が多く出た。

 8日は、鹿又地区を対象に実施した。14日は北村、15日は広渕、16日は前谷地、17日は須江の各地区の住民を対象に、いずれも遊楽館で午後6時半から行う。