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<環境相>「米に翻意求める」パリ協定離脱で

11/10(金) 22:41配信

毎日新聞

 中川雅治環境相は10日の閣議後の記者会見で、ドイツ・ボンで開催中の国連気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)に13日から参加し、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から離脱の方針を示している米国に対し、2国間会談などを通じて方針転換を求めていくことを明らかにした。今回のCOPは、離脱表明後、初めての開催となる。

 中川環境相は米国に対し「気候変動問題に取り組むことの重要性や、対策と経済成長を両立させる上で、イノベーション(技術革新)の促進が重要なことをしっかりと伝えたい。『パリ協定離脱』を改めるようにお願いをしたい」と述べた。また、米国以外の先進国については、米国が離脱を思いとどまるよう要請を促し、連携を呼び掛けていく考えを強調した。パリ協定を巡っては、7日にシリアが、同条約に加盟する197カ国・地域の中で最後に参加を表明。米国は協定に背を向ける唯一の国となっている。

 また、温暖化対策の足かせになる石炭火力発電所に対して、国際的に批判が高まっていることについて、中川環境相は「国内での新増設計画が全て実行されれば、日本の温室効果ガス削減目標は達成困難になる。極めて厳しい姿勢で臨んでいく」と述べた。【渡辺諒】

最終更新:11/10(金) 22:41
毎日新聞