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ダカールラリーで4回転の大横転! 恐るべしチリのアタカマ砂漠

11/14(火) 11:50配信

J SPORTS

40本の動画から見える本当のダカールラリー

(c)J SPORTS/A.S.O

世界最高峰のアドベンチャーラリーと呼ばれるダカールラリー。
来年1月6日にスタートとなる大会は、40回目となる。
大きな節目を迎えるにあたり、主催者であるA.S.O(アモリースポーツオーガナイゼーションという、フランスのスポーツイベント主催団体。ツール・ド・フランスやパリマラソンの主催者でもある)が、大会スタートに向けて40本の動画を発表している。

多くの選手をリタイアに追い込んだ「アタカマ砂漠」と「フェシフェシ」

今回ご紹介するカウントダウン動画はこちら。
第37回 2015年 アルゼンチン~ボリビア~チリ
タイトルは「真っ逆さまになる三橋」だ。

2015年1月13日、チーム・ランドクルーザー・トヨタ・オートボデーの1号車、三橋淳ドライバー運転のランドクルーザー200が、チリのアタカマ砂漠の餌食となる。
このアタカマ砂漠は、選手達からとても恐れられている場所。というのも、砂の粒子がとても細かくてハンドルが取られやすい。現地ではこの独特な砂を「フェシフェシ」と呼び、ここでいかにスタックやトラブルに巻き込まれないかが、勝敗を分けるカギとなるのだ。

ゆっくりと横転していったマシン

ラリー中、砂丘を登りきれなかった三橋は、再アタックのために一旦バックしようとしたところで横転してしまった。
4回ロールして、マシンはストップ。
幸いにも、ランドクルーザーの堅牢さにより、乗員は無事。ロスタイムがあったが、無事その日のゴールにたどり着いた。

大横転からの優勝、そして新しい挑戦

ボディにダメージを負ったが、メカニックの懸命な修復により、翌日から再び快走を続けた三橋が市販車部門を制して優勝。2位にはチームメイトのニコラ・ジボンがドライブする2号車が入って、ワン・ツーフィニッシュを決めた。

そして、
第40回目のダカールラリーのテーマ、

DREAM.
DARE.
LIVE IT.

『夢を持て 挑戦せよ 人生を楽しめ』

三橋はこれを、2016年のダカールラリーですでに実現していた。

元々バイクのライダーから、四輪へ転身してダカールラリーに挑んでいた三橋。
2016年には再びバイクで、アルゼンチン~ボリビアを舞台としたダカールラリーを完走。
ダカールラリーが南米で開催されるようになって、「日本人として初の2輪完走ライダー」となった。

四輪とバイク、疲労度は圧倒的にバイクの方が大きく、不惑を超えていた三橋にはタフな毎日だったことだろう。しかしラリーが進むごとに、どんどん「やんちゃな少年」のようになっていく三橋淳、そんな彼から目が離せなかったダカールラリーだった。

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

J SPORTS

最終更新:11/14(火) 16:32
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