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ハミルトンが見せたブラジルGPの“猛追劇“。「優勝すらできたかも……」とチーム代表が賞賛

2017/11/14(火) 20:00配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、ブラジルGPの予選Q1の最初のアタックラップでクラッシュを喫し、ノータイムに終わった。のちにハミルトンの決勝出走は許可されたが、チームはマシンにそれまでとは異なる仕様の内燃機関(ICE)の他、ターボチャージャーやMGU-Hを新しく投入することを決め、ハミルトンは決勝をピットレーンからスタートすることになった。

【写真】予選開始早々、まさかのクラッシュを喫したハミルトンのマシン

 決勝ではセーフティカーの出動にも助けられ、レース序盤から隊列をかき分けるように上位へと浮上していったハミルトン。ある時点では、優勝できるのではないかとすら思えるようなペースを発揮していた。

 しかし、バックマーカーをパスする際にタイムをロスし、結局キミ・ライコネン(フェラーリ)の後ろ、4位でレースを終えた。

 ハミルトンは優勝したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)からわずか5.4秒遅れでフィニッシュしたものの、ベッテルは状況が少し違っていたとしても、結果に大きな影響はなかっただろうとコメントしている。

 一方で、メルセデスのチーム代表トト・ウルフは”ハミルトン優勝”の可能性が頭をよぎったようだ。motorsport.comが訊くと、ウルフは「ああ、彼が勝つことも可能だと思った」と答えた。

「彼は、コース上で最速だった。しかしセバスチャンがレース終盤を除いた、あらゆるところでペースを管理していたことは考慮しなくてはいけない。だから、我々が実際に彼らのバトルを見ることはなかっただろう」

 ウルフは決勝日午前中に行われたチームの戦略会議で、セーフティカーが出動する”通常の”レース展開なら、ハミルトンにとってのベストシナリオは4位フィニッシュだろうと話していたという。

「午前中にそれについて話し合った時、セーフティカーが出動すれば4位フィニッシュが現実的な目標になるだろうと思っていた」

「そして我々はセーフティカーに少し助けられた。しかしあれ以上の結果を出すには、フェラーリとのパフォーマンス差がなさすぎた」

 チームが考えていた最大限の結果を叩き出して見せたハミルトンに、ウルフは大きな感銘を受けたと語った。

「私にとって、これまで見た中でベストの4位だ」

「ピットレーンからスタートして、トップから5.4秒差でレースを終えたことを考えれば、それは非常に驚くべきドライブだったと言える」

Jonathan Noble

最終更新:2017/11/14(火) 20:00
motorsport.com 日本版