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DHL、香港ハブ拡張 航空貨物のアジア伸長に対応

11/15(水) 7:55配信

産経新聞

 【香港=日野稚子】国際貨物最大手ドイツポストDHL傘下のDHLエクスプレスは14日、拡大を続けるアジアの貨物取扱量に対応するため、3億3500万ユーロ(約444億円)を投じ、中国・香港の香港国際空港内の航空貨物取り扱い拠点「セントラルアジアハブ」を拡張する計画を発表した。2022年1~3月期(第1四半期)の運用開始を目指しており、運用後の貨物取扱総量は年間106万トンになる。

 香港拠点の拡張は、日本を含むアジアで越境電子商取引(EC)が急拡大し、国際宅配便の需要が伸びているため。計画では、拡張後の総倉庫面積は現在と比べて50%増の4万7千平方メートルとなり、1時間当たりの処理能力は66・7%増の12万5千個となるという。

 処理能力向上のため香港国際空港の貨物専用施設としては初となる完全自動化したX線検査設備を導入、検査時間を現行の3分の1に短縮する。従業員数は1・5倍の750人へと増員するが、荷運びなどの自動化も推進する。

 香港拠点は、DHLが世界3カ所で運営する航空貨物向けの「グローバルハブ」の一つ。日本やアジア、中東などアジア太平洋地域の国際宅配便の集積・再配送を担う。04年に開設し、過去10年間の貨物取扱量は年平均で12%伸びている。

 香港国際空港自体の貨物取扱量は世界1位(16年)で、24年には第3滑走路の完成が予定されるなど、貨物需要のさらなる取り込みが期待されている。

 ケン・アレン最高経営責任者(CEO)は14日、香港拠点で記者会見し「ネット通販や越境ECのブームで世界の国際貨物は第二の黄金期を迎え、物流量は急拡大している。顧客の求めに応じることで成長を続けたい」と述べた。

最終更新:11/15(水) 7:55
産経新聞