ここから本文です

独ギニョール侮れない上がり馬今年重賞3勝/コラム

11/15(水) 9:17配信

日刊スポーツ

 26日のジャパンC(以下JC)にイキートス(牡5)と、ギニョール(牡5)のドイツ勢2頭が出走を予定しています。イキートスは昨年7着でしたが、2着のサウンズオブアースとはコンマ2秒差。ドイツ馬というと重馬場専用というイメージにとらわれがちですが、走破時計(2分26秒4)が示すようにトップクラスならある程度のスピードについていく能力があります。

 初来日のギニョールは今年だけで重賞3勝の上がり馬。9月のバーデン大賞(G1、芝2400メートル)を逃げ切りました。1日のバイエルン大賞(G1、芝2400メートル)も大逃げで2着イキートスを首差振り切り、凱旋門賞6着のチンギスシークレットを3着に退けました。管理するJ・カルヴァロ師、騎乗するF・ミナリク騎手は14年のアイヴァンホウ(6着)、15年イトウ(18着)に続き、JCは3度目のチャレンジになります。

 ギニョールの出世レースとなった昨年のバイエルン大賞は同厩舎で本命だったサヴォワヴィーヴルのペースメーカーとしての出走でした。それが、有力馬同士がけん制しあっている間にあれよあれよの逃げ切り勝ち。ミナリク騎手も他の馬に騎乗していたため、しんがり人気のギニョールに乗ったのはイタリアで俳優と騎手を掛け持ちするM・カデドゥ騎手で、人馬そろってのG1初制覇がちょっとした話題になりました。

 ミナリク騎手もこの激走にはびっくり。鞍上に戻ってからはギニョールの行く気をうまくコントロールして、ここ2戦では向正面で一気にスピードを上げて貯金を作り、そのまま逃げ切る必勝パターンを完成させています。

 左回りは5戦して4勝。イキートスとは7度対戦し5度先着しています。血統も父が09年凱旋門賞で優勝したシーザスターズや06年JCでディープインパクトの3着したウィジャボードを輩出したケープクロス、母父がソウルスターリングと同じモンズーンで2400メートルはぴったり。大逃げが未知の魅力へいざないます。

【奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

最終更新:11/16(木) 15:12
日刊スポーツ

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ