ここから本文です

佐賀県が防災士養成 地域防災充実へ3年で300人

11/16(木) 9:42配信

佐賀新聞

 集中豪雨や地震など大規模な自然災害が全国で頻発する中、佐賀県は本年度から3年間で300人を目標に、防災の専門知識を持つ「防災士」を養成する。県内各地で自主防災組織が結成されているが、知識不足から活動実績がない組織は4割に上り、地域防災のリーダーを育成することで組織の活性化を図る。

 防災士はNPO法人「日本防災士機構」が認証する民間資格で、防災や気象、救急救命など災害全般に関する専門の講座を受講する必要がある。県内の防災士は10月末現在で994人。

 県内には7月1日現在、大小合わせて1541の自主防災組織があり、組織率は85・8%と全国平均を上回る。一方で県が2016年に実施した調査では、過去1年のうちに避難や炊き出しなどの訓練をした組織は6割にとどまった。

 組織側から「活動の充実を図る上で専門知識が不足している」との意見があり、地域防災の要となる防災士を養成することにした。県は07~10年度、集中的に講座を開いて695人を養成し、自主防災組織の立ち上げを担ってもらった。ただ、定年後に認証を受けた人が多く高齢化が目立ち、地域の協力体制が不十分などの理由で活動ができていないケースがあり、フォローアップ研修も実施する。

 県消防防災課の川内野修課長は「新しいリーダーを育て、いざというときに動ける自主防災組織を目指して充実強化を図る。ぜひ若い世代に挑戦してほしい」と述べた。

最終更新:11/16(木) 9:42
佐賀新聞