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県警学校寮でトランプ賭博 書類送検 初任科生12人、6月に60回 公文書開示請求で判明

11/16(木) 15:03配信

佐賀新聞

 佐賀県警察学校(鶴直人校長)の寮内で今年6月にトランプ賭博を繰り返したとして、当時10~20代の初任科生12人が単純賭博の疑いで、書類送検や家裁送致されていたことが15日、分かった。送検や送致は8月25日付。県警は賭博の中心人物だった巡査ら3人を10月5日付で懲戒や訓戒処分とし、うち2人が同日付で依願退職した。

 佐賀新聞社など報道各社の公文書開示請求で判明した。県警は15日に開示するまで発表していなかった。

 監察課などによると、12人はいずれも今年4月に入校した男性巡査。寮内で6月中旬から下旬にかけ、昼休みや夜の自習時間に、トランプのゲーム「大富豪」での賭博を合わせて約60回繰り返した。一区切りの賭けで最大4~5万円、期間全体で約20万円を得た者もいたと説明している。

 県警に6月下旬、賭博に絡む情報提供があり、内部調査を進めた。12人は関与を認めているという。

 12人のうち、地検に送られた4人が起訴猶予処分になった。家裁に送られた未成年について、家裁は処分を明らかにしていない。

 県警としての処分は、賭博を呼び掛けた20代巡査が減給10分の1(3カ月)の懲戒処分、賭博に加え学科試験でカンニング行為をした10代巡査が本部長訓戒となり、2人は依願退職した。別の20代巡査も本部長訓戒を受けた。このほか巡査9人と、監督責任を問われた警察学校幹部ら4人が本部長注意などを受けた。

 牧瀬義昭監察課長は「誠に遺憾。警察官としての自覚をしっかりと持たせるよう、教養を徹底して再発防止に努めたい」とのコメントを出した。

 今回の不祥事を主体的に公表しなかった理由について、監察課は「私的なことに関しては、指針では停職以上の処分が発表対象となる」と説明している。賭博が行われたとされる当時、初任科生はこの12人を含め計70人だった。

最終更新:11/16(木) 15:03
佐賀新聞