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ドキンちゃん天国へ…声優・鶴ひろみさん、急死 ばいきんまん役の中尾隆聖「とてもショック」 

11/18(土) 6:03配信

スポーツ報知

 日本テレビ系アニメ「それいけ! アンパンマン」(金曜・前10時55分)の人気キャラクター・ドキンちゃん役などで知られる声優の鶴ひろみ(つる・ひろみ)さんが16日夜、東京都中央区の首都高速上に止めた車から意識不明で見つかり、死亡していたことが17日、警視庁への取材で分かった。57歳だった。行政解剖の結果、死因は病死。所属事務所の「青二プロダクション」は「大動脈剥離」と発表している。

【写真】亡くなった鶴ひろみさん

 警視庁によると、16日午後7時半ごろ、中央区日本橋1丁目の首都高速都心環状線内回りで、ハザードをつけたまま止まっている車が見つかった。鶴さんはシートベルトを装着した状態で運転席におり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。現場は片側2車線。車は中央分離帯寄りの車線で止まっており、右前部に接触した跡があった。

 青二プロによると、鶴さんは16日はオフだった。13日に「アンパンマン」の収録にも臨んだが、変わった様子はなかったという。持病や通院の報告も受けていなかった。通夜や葬儀・告別式は親族のみで行い、日時は未定という。

 ソプラノの澄んだ中にも、気の強さと小悪魔的な色気が感じられる独特の声質で、多くのアニメでヒロインを務めた鶴さん。ドキンちゃんは、ばいきんまんとのコンビで主人公のアンパンマンたちを困らせる主要キャラクターで、放送開始の88年から約30年間演じてきた。ばいきんまん役の声優・中尾隆聖(66)は「あまりにも急なことで、とてもショックを受けております。30年間も一緒にやらせていただいたドキンちゃん。こんなことになるなんて、言葉が見つかりません」とコメントを寄せた。

 この日、訃報が入った直後に番組が始まり、鶴さん演じるドキンちゃんも登場したが、死去が知らされることはなかった。桐本篤プロデューサーによると、すでに鶴さんが収録した分は数本あり、今後も予定通り放送する。後任については「決まり次第お知らせいたします」としている。

 ◆鶴 ひろみ(つる・ひろみ)1960年3月29日、神奈川県出身。小学生時代に「劇団ひまわり」に所属し、子役としてデビュー。78年にアニメ「ペリーヌ物語」で主人公ペリーヌを演じ声優デビュー。以降、ドキンちゃん、ブルマのほか、「みゆき」の鹿島みゆき、「気まぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどかなど幅広くキャラクターを演じた。

最終更新:11/18(土) 8:53
スポーツ報知