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島挙げ歓迎 沿道に7千人 両陛下初訪問に感激 鹿児島県沖永良部島

2017/11/17(金) 13:00配信

南海日日新聞

 天皇、皇后両陛下が沖永良部島に来島された16日、大勢の島民が待望の初訪問を喜んだ。約7千人が沿道で国旗の小旗を振って歓迎。遠方への旅に疲れた様子も見せず、両陛下が笑顔を浮かべると、「わー」「天皇陛下、万歳」といった歓声が沸き起こった。

 両陛下は沖永良部空港から車で宿泊先のホテルへ向かった。天皇陛下はグレーのスーツ、皇后さまは淡いグレーのパンツ姿に白い靴。笑顔で手を振ったり、会釈したりして集まった島民に応えた。

 和泊町玉城の大里裕子さん(70)は「戦後72年がたち、ようやく沖永良部島にもいらしてくださった。本当にありがたい。お顔を拝見した途端、いろいろな思いがあふれた」と感激した様子。上城小学校3年(知名町)の稲江琥太郎君(9)は「手を振ってもらえるなんて夢のよう。一生懸命、旗を振った」と喜んだ。

 天皇陛下は昨年8月、遠隔地や島々への旅を「天皇の象徴的な行為として大切なもの」と述べられた。今回は3日間で3島を巡る「島伝い訪問」。この日の沖永良部島は20度を超え、東京との気温差も大きい。

 両陛下と同じ83歳という南ヨシエさん(和泊町国頭)は「島民と触れ合いたいとの思いは並大抵じゃない」と体調を気遣いつつ、「長距離移動の疲れを見せない姿に心を打たれた。励みになります」と話した。

 天皇陛下は天皇の位を生前に皇太子さまへ譲る「生前退位」の意向を示されている。知名町知名の新山光子さん(68)は「遠い島まで来てくださるなんて。陛下の姿を間近で見られるチャンスはめったにない」と涙ぐんだ。

奄美の南海日日新聞

最終更新:2017/11/17(金) 13:00
南海日日新聞