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頑張りすぎなお母さんへ「ごはんを炊けばなんとかなる」 土井善晴さんの言葉から生まれた、食欲そそるCM

11/20(月) 7:00配信

withnews

 軽く握って転がし、味噌を塗った「みそおむすび」。フライパンで焼いたハムと、少し焦げ目をつけた目玉焼きをご飯に乗せた「ハムエッグ丼」。シンプルなのに思わず食べたくなる2つの料理は、料理研究家の土井善晴さんがテレビCMで披露したものです。炊飯ジャーのCMなので主役がご飯なのはわかりますが、制作者が伝えたかったメッセージがもう一つあるそうです。「日本のお母さんたちは本当にがんばりすぎている。とりあえず、ごはん炊いておけば、それで何とかなるんです」

【動画】食欲をそそる「ハムエッグ丼」の動画はこちら。尾野真千子さん、とってもおいしそうに食べてます

みそおむすび&ハムエッグ丼

 先月20、21日の2日間限定で流れた象印マホービンのテレビCM。出演しているのは料理研究家の土井善晴さんと俳優の尾野真千子さんで、「みそおむすび篇」と「ハムエッグ丼篇」の2パターンでした。

 「みそおむすび篇」では、お昼どきに子どもから突然、友だちを連れて家に来ると連絡が。尾野さんがどうしようか悩んでいると、どこからか土井さんが登場し、「みそおむすび」を作ることを提案します。

 「ハムエッグ丼篇」は、弟がごはんを食べにくると連絡してきて、尾野さんが悩んでいると、再び土井さんが現れて「ハムエッグ丼」を作るというストーリーです。

 あえて軽く握って味噌を塗る様子や、ハムを焼いた後に出た油で目玉焼きを作る様子など、思わずおなかがすく描写が魅力的ですが、土井さんのセリフも印象的です。

 「何作ろう、これ作ろうという風に考えんでも、まずはごはんを炊くこと」「ごはんの上には本当に何乗せてもおいしいですよ。全てを受け入れる」

土井さんがの言葉が元に

 20日の新聞には、「ごはんを炊けば、なんとかなる」というキャッチフレーズで全面広告が掲載されていました。そこには、土井さんの署名でこんなメッセージが書かれています。

 ◇ ◇ ◇

 どんなときでも ご飯を炊いてください。

 ごはんを炊けばなんとかなります。

 ごはんのおいしさは 人間業ではありません。

 人間ができることはお米の邪魔をしないこと おいしさを損ねないこと。

 ごはんのおいしさは お天道さまのつくる秩序の先 だから まいにちでも飽きない。

 蒸気がふーふーして いい匂いがして 蓋をあけると 白いごはんが目を覚まし むくむくする。

 私たちの暮らしは ごはんが土台 きょうのごはんは ちゃわんが舞台 名優 ごはんの即興劇。

 ハムレットが主役のシェイクスピア ハムエッグが主役のハムエッグ丼 お味噌が主役の味噌おむすび。

 ごはんはお天道さまの光の先 だから なにがきたって 動じない

 ◇ ◇ ◇

 実はこのテレビCMと新聞広告、事前打ち合わせの中で土井さんが発した、こんな言葉が元になって作られたそうです。

 「毎日忙しすぎるくらい、家でも外でも働いているのに、さらにそんなときでもごちそうをつくろうとか、お寿司をとろうとか、がんばり過ぎなんです。そんなんせんでいいんです。とりあえず、ごはん炊いといたら、それで何とかなるんです」

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最終更新:11/20(月) 7:00
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