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バレ逃しFA増井も争奪戦 フラれまくり巨人は補強全敗危機

11/22(水) 12:02配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 今季Bクラス4位に沈んだ巨人が、オフの補強でも苦戦を強いられている。FA戦線では日本ハムの抑えを務めた増井浩俊(33)に加え、今季11勝(10敗)を挙げた西武の野上亮磨(30)が新たに浮上。残留交渉の難航が伝えられる14勝(8敗)のマイコラス(29)のメジャー流出に備え、代役として白羽の矢が立った格好だ。さる球界関係者がこう言う。

「当初、増井は巨人で決まりとみられていた。それが、日本ハム残留の線が出てきたうえ、オリックスと中日などが次々と参戦。争奪戦になり、雲行きが変わってきた。巨人としては、老川オーナーが補強宣言をしたばかり。確実に来てくれると思っていた増井に逃げられたらタイミングも悪い。念のために野上にも声を掛け、FA補強ゼロという事態にならないよう手を打つということでしょう」

 さらにまずい状況なのは外国人補強である。このオフの最も重要な補強ポイントは、「4番を張れる大砲」の獲得で、ヤクルトのバレンティン(33)、中日のゲレーロ(31)の獲得調査を進めていた。しかし、本命視されていたバレンティンがヤクルトに残留すると21日付のスポーツ報知が報じたのだ。

「巨人は今季20本塁打以上の打者がゼロというスラッガー不在の事態。今季のセ・リーグの本塁打王・ゲレーロは、中日の森監督が米国で直接交渉に乗り出しているともっぱらで、残留の可能性がささやかれ始めた。それだけに、バレンティンは確実に仕留めたかったところ。先月に帰国する際は『来季は勝てるチームでプレーしたい』と話していて、流出かと思われたが、ヤクルトの小川監督―宮本ヘッドコーチらの新体制が残留を強く要望。今季年俸の3億3000万円の現状維持を提示したというから、巨人も想定外だったのではないか」(前出の関係者)

 今季単年契約だったバレンティンは125試合で打率・254、32本塁打、80打点。緩慢な守備面などが指摘されるが、なんといっても2013年にプロ野球記録の60本塁打をマークした有数の長距離砲で人気者でもある。来季の打線の核としたかった巨人陣営の失望ぶりは推して知るべしである。

 助っ人を取り逃がし、FA補強も後手に回る。ヘタをすれば、「補強全敗」の可能性もありそうだ。