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“シリコンレベルの信頼性”を備える――HPE、AMDのEPYCプロセッサ搭載サーバ「HPE ProLiant DL385 Gen10」を発表

11/24(金) 8:00配信

@IT

 Hewlett Packard Enterprise(HPE)は2017年11月20日(米国時間)、業界標準サーバにシリコンベースのセキュリティを導入した「HPE Gen10」サーバシリーズの新モデル「HPE ProLiant DL385 Gen10」を発表した。AMDのサーバ向けプロセッサ「EPYC」を搭載し、仮想マシン(VM)当たりのコストを従来のサーバソリューションよりも最大50%低減できるとしている。

 HPE ProLiant DL385を含むHPE Gen10サーバは、「Silicon Root of Trust(シリコンレベルの信頼性)」によって比類ないセキュリティを実現するとしている。Silicon Root of Trustは、同社製のサーバ管理チップ「HPE Integrated Lights Out(iLO 5)」と、各種ファームウェアとの間にセキュアなリンクを構築し、ファームウェアコードがマルウェアに感染した場合、これをサーバが実行しないようにする機能を持つ。

 HPE ProLiant DL385では、Silicon Root of Trustが「AMD EPYC SoC(System on a Chip)」内のAMD Secure Processorと接続される。AMD Secure Processorは、サーバが起動を許可される前に、HPEファームウェアを検証できる。

 また、HPE ProLiant DL385とAMD Secure Processorは、以下を実現するという。

・安全に暗号化されたメモリ:メモリの全体または一部を暗号化し、データをメモリハッキングやメモリスクレイピングから保護する
・安全に暗号化された仮想化:VMとハイパーバイザーがそれぞれ別の暗号鍵を持ち、VMを相互に、あるいはハイパーバイザー自体と隔離し、共有ゲストデータ領域内のデータへのアクセスを保護する

 HPEのボリュームグローバルビジネスユニットのバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーを務めるジャスティン・ホタード氏は、「われわれは世界で最も安全な業界標準のサーバポートフォリオをHPE ProLiant DL385 Gen10で拡充する。AMD EPYC SoCを搭載するこのモデルは、パフォーマンスとセキュリティを最適化し、仮想化されたメモリ中心型のワークロードを実行する顧客に、画期的な価値と利用オプションを提供する」と述べている。

 AMDのエンタープライズビジネスユニットのコーポレートバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーを務めるスコット・アイラー氏は、「AMD EPYC SoCは、現在のワークロードを基にコア、メモリ、I/Oのより良いバランスを実現し、最適なパフォーマンスを提供する。HPE ProLiant DL385 Gen10はEPYCにより、卓越したセキュリティを提供するとともに、サーバ当たりのサポート可能なVMを増やして、より多くのデータを並列処理し、より多くのローカルストレージにアクセスできる」と述べている。

 HPEは、HPE ProLiant DL385では、使った分だけ料金を支払う「HPE Flexible Capacity」オプションや、90日間の支払い繰り延べ、金利ゼロ、下取りといったプログラムを用意し、入手しやすくしている。

最終更新:11/24(金) 8:00
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