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【K―1 WORLD GP】ヘビー級復活もレベル低下 ピーター・アーツが元凶指摘

2017/11/24(金) 16:30配信

東スポWeb

「K―1 WORLD GP 2017」(23日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で行われた初代ヘビー級王座決定トーナメントは、アントニオ・プラチバット(23=クロアチア)がイブラヒム・エル・ボウニ(24=モロッコ)との決勝戦を判定3―0で制して初代王者に輝いた。

 出場8選手によるワンデートーナメントは、全7試合中6試合が1RKO決着で終わる迫力満点の内容。日本人4選手は全滅に終わったが、かつてK―1の“花形階級”だった醍醐味を存分に見せつけた。

 2014年にスタートした新生K―1は、軽量級を中心としたマッチメークで新規ファンを開拓し人気を呼んでいる。そんな中で復活したヘビー級は、かつてのような輝きを再び取り戻すことができるのか。1990年代に3度の世界王者に輝いた“レジェンド”ピーター・アーツ(47)はこの日の会場で本紙の取材に応じ「現在は軽量級が盛り上がっているけど、ヘビー級は世界的にレベルが落ちてきているように感じる。これを機にたくさんのトーナメントが組まれることが大事だ」と提言した。

 さらにアーツはキック界の団体乱立がレベル低下の元凶と指摘。ただでさえ選手層の薄いヘビー級は、その影響を受けやすい。「だって私の地元(オランダ)だけで世界王者が5人もいるんだよ?(苦笑)。各団体の関係を改善し、もっと団体の王者同士が戦わないといけないと感じている」と苦言を呈した。

「もちろん今回のトーナメントは素晴らしいこと。もう自分の時代は終わってしまっているけど、7万人の観衆を集めるような、以前のK―1のような成功を心から祈っている」とエールを送ったアーツ。満を持して幕を開けたヘビー級新時代の真価が問われるのは、これからだ。

最終更新:2017/11/24(金) 18:46
東スポWeb