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巨人 ドラ1・鍬原に憧れの棚橋から激エール

2017/11/24(金) 16:30配信

東スポWeb

 巨人は23日、「ジャイアンツ・ファンフェスタ2017」を東京ドームで開催し、ドラフト1位・鍬原拓也投手(21=中大)ら新入団選手16人(育成8人)をG党にお披露目した。即戦力として1年目から活躍が期待される右腕は、実は新日本プロレスの棚橋弘至(41)に心酔。黄金ルーキーからの“越境ラブコール”に棚橋は、本紙を通じて自身の決めゼリフや入場テーマ曲まで全面的に使用許可を出した。

 初めて伝統球団のユニホームに袖を通した鍬原は大観衆を前に「一日も早くチームの戦力になれるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と初々しく所信表明。バックヤードでは中大の大先輩・阿部らにあいさつし「テレビで見るのと全然違った。体も大きかった」と目を見張った。

 ここまでは波乱の半生だった。幼少期に両親が離婚し、奈良県内の家賃4000円の市営住宅に母親と妹の3人暮らし。野球の遠征費を捻出するため、母が近所から寄付金を集めたこともあった。プロ入りは女手ひとつで育ててくれた母への恩返しの第一歩となる。

 そんな苦労人には意外な一面もある。中学時代にテレビで見るプロレスのとりことなった。中でも心奪われたのは“100年に一人の逸材”棚橋だ。その入れ込みぶりは本物で、中大野球部ホームページの自己紹介欄には「憧れの選手・尊敬する人」に「棚橋弘至」と書き込んだほどだ。

「ファイトスタイルも好きですし、試合が終わった後のインタビューがめっちゃ好きなんです。プロレスラーはオカダ(カズチカ)選手のように“オラオラ感”があったり上から目線でものを言う選手が多いですけど、棚橋さんはそういうことがない。優しさが伝わってきますし、お客さんに感謝の言葉を言える。そういう人間性に憧れますし、本当に尊敬しています」

 まさにゾッコンの鍬原だが「棚橋さんを目の前にしたら何も言えなくなっちゃいます」だそうで、そんな熱い思いを本紙が棚橋本人に伝えた。

 かつて野球少年だった棚橋は「巨人のドラ1は将来を嘱望される選手ばかり。そこに棚橋が紛れ込む隙があったとは…。ジャンルの壁を越えてお眼鏡にかなってうれしいですね」と感激。マイクアピールに着目されたことには「僕が目立ちたい一心だった時期はブーイングをもらっていた。ファンのためにと思ってやった時の方が力が出たし、思いも伝わった。鍬原君はお母さんや人のために生きてきたんだと思う。それを21歳で気づいているなんて200年に一人の逸材かもしれないですね」とうなずいた。

 さらに「自分から発信することは大切なこと。ビッグマウスではなく、ファンにアプローチして、お立ち台では最後に『愛してま~す!』と叫んでほしいですね」と本家が決めゼリフの使用を許可。また、入場曲「LOVE&ENERGY」も「全然使っていいですよ」と公認した。

 鍬原が棚橋の曲でマウンドに向かい、勝利後のヒーローインタビューで「東京ドームの巨人ファンの皆さん、愛してま~す!」と絶叫する日も遠くないはずだ。

最終更新:2017/11/24(金) 16:30
東スポWeb