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「YRP」って何? レアなアルファベット駅名、京急「YRP野比」

2017/11/25(土) 19:10配信

乗りものニュース

「YRP」は駅の北西に

 東京都と神奈川県を走る京急線。そのなかでも堀ノ内駅(神奈川県横須賀市)と三崎口駅(神奈川県三浦市)を結ぶ京急久里浜線に、アルファベットが名前に入る珍しい駅があります。

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 その名は「YRP野比(わいあーるぴーのび)」(神奈川県横須賀市)。駅舎そのものは京急久里浜線のほかの駅と比べ、さほど突飛な部分はありません。1日あたりの平均乗降人員は1万8782人で京急全72駅中36位(2016年度実績、泉岳寺駅を除く)と、ちょうど真ん中に位置しており、こちらも特に目立った要素はありません。その名前だけがあまりに特徴的すぎます。

 この「YRP」、結論からいえば、駅近くの「横須賀リサーチパーク」からとられたものです。「Yokosuka Research Park」、略して「YRP」となり、YRP野比駅の北西方向にそう呼ばれるエリアが広がります。そこにはYRPベンチャー棟京急YRPビル、NEC YRP技術センター、YRPアルファテクノセンターなど「YRP」を冠した建物が集まっており、近くを走る県道27号線には「横須賀リサーチパーク入口」という交差点もあります。

 横須賀リサーチパークは電波・情報通信技術を中心とした研究開発の拠点で、1997(平成9)年10月の開設。東西に約1.7km、南北に約700m、およそ58万8000平方メートル(東京ドーム約13個分)の広さに、国際的な電波・情報通信技術を研究する公的機関や、国内外の企業の研究所、大学の研究室など58の機関(2017年8月現在)が集まり、基礎から最先端にいたる幅広い分野の研究開発が行われているそうです。

元々は違う駅名

 YRP野比駅は1963(昭和38)年11月の開業当時、野比駅を名乗っていました。当時は2両編成の電車が走るのどかな駅だったといいます。

 横須賀リサーチパーク開設後、地元住民から「世界に向けて情報発信するYRPの最寄り駅としてふさわしい駅名に変えてほしい」という要望があったため、これまでの駅名に「YRP」を加え現在の「YRP野比」となりました。

 駅名の改称は1998(平成10)年4月1日(水)で、横須賀リサーチパークの開設から半年のことです。

乗りものニュース編集部

最終更新:2017/11/25(土) 21:09
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