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瀬戸内寂聴を支える、おちゃめな29歳秘書。寝起きに下着を見せて「かわいいでしょ?」

2017/11/28(火) 17:29配信

ハフポスト日本版

「瀬戸内寂聴に自分のパンティを見せた」

――寂聴先生に文章を見せるなんて、緊張しそうです。美文麗文を書かないといけないっていうプレッシャ―が...。

まなほ:私の場合は、そこまで語彙力がなく、言い回せなかったっていうのあるかもしれない(笑)。

寂聴:そうよね。面接で初めて会った時に「本は読む?」って言ったら「読まない」って言ってたもの(笑)。

しばらくしてね、いろいろな編集者の間で、まなほのことが噂になったんですよ。谷崎潤一郎の『痴人の愛』に出てくるナオミと似てるってね。

それで、私が「あなた、『痴人の愛』のナオミに似てるそうよ」って言ったら、「『痴人の愛』ってなんですか?」って。「谷崎潤一郎ってなんですか?」って。もう全然知らない。

まなほ:この前まで『細雪』のことをずっと「細い雪」だと思っていましたから...(笑)。

――それは...(笑)。

寂聴:ね、笑うでしょ? まなほがきてから、もう朝からずっと笑いっぱなしですよ。

まなほは朝、私がまだベッドの中で寝ている時、部屋の戸を開けて「おはよう」って起こしにきてくれます。それでバッと、肩をつかむんですよね。で、私を起こしたあと、パッと自分のスカートをまくるの。

「あ!」って言ったら、「今日のパンティかわいいでしょ?ほら!」って、花柄の可愛い下着をみせてきた。でもって、「先生のパンツはおへそまである。そんなの、今どき誰も履かないですよ。今度可愛いの買ってあげますね!」なんて言って。

まなほ:昔のことですよ...今は自粛してます(笑)。

――なんでそんなことを...(笑)。

まなほ:先生って、何をやってもすごく楽しそうに笑ってくれるんです。そうすると、もっと笑ってくれるんじゃないか、もっと喜んでくれるんじゃないかと思って...。その一つだったんですよね。

――逆に怒られたりするときってあるんですか?

まなほ:たまにピシッと、怒られることはあります。仕事相手の方との接し方とか。「こういうときにはこうするべきだよ」ってことは、しっかり教えてくださいます。でも、めったに怒られることはないですね。

でも、叩かれたり蹴られたりとか、暴力はすごく増えました(笑)。

――え、先生が暴力振るうんですか?

寂聴:ちょっとつついたりね。体は大きいし口では敵わないんですよ。だから、私の短い足をピッとやってやるの(笑)。

――先生、いいんですか、。仏の道にいるのにそんな暴力振るってしまって...。

まなほ:そのときは作家なんで。うまく使い分けてるんですよね、先生。

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最終更新:2017/11/28(火) 20:28
ハフポスト日本版