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「モンゴル人疎まれた」日馬富士の母国に日本不信

11/30(木) 11:23配信

朝日新聞デジタル

 大相撲の横綱日馬富士が29日に引退を表明したニュースは、零下20度の極寒に包まれる故郷モンゴルでも大きく報じられた。「英雄」の突然の引退に、多くの大相撲ファンらはやりきれない思いを抱えている。

【写真】横綱日馬富士が支援していたNPOを通じて心臓病の手術を受けたイルムーン君(右端)=28日、ウランバートル、西村大輔撮影

 「とても感謝している。僕が日馬富士を守る!」

 ウランバートル市内の団地に住むイルムーン君(8)は、引退表明前の28日、記者にこう話した。その願いもむなしく、引退が現実になった。

 4歳のころ、心臓に重大な疾患があると診断された。モンゴルで心臓病の子供に医療支援する日本のNPO「ハートセービングプロジェクト」の助力でモンゴルを訪れた日本人医師の診察を受け、昨年12月には日本人医師による手術を受けた。NPOに日馬富士が深く関わっていることを知ったのは、その時だ。NPOによると、日馬富士は日本人医師がモンゴルを巡回する費用を負担したり、自ら描いた絵の売却益を寄付したりしてきた。イルムーン君の父親のロトゥバヤルさん(35)は「日本人医師と日馬富士は息子の命の恩人。日馬富士を許してあげて」。

朝日新聞社

最終更新:11/30(木) 11:23
朝日新聞デジタル