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ももクロ、百田夏菜子が声優初挑戦。ゾロリの母になる!

2017/12/1(金) 7:01配信

ぴあ映画生活

1987年から現在まで続き、子供たちに絶大な人気を得ている、原ゆたかによる児童書『かいけつゾロリ』シリーズの劇場版最新作にして30周年記念作品となる『映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』が完成! 山寺宏一らおなじみのレギュラー声優陣とともに、「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子が声の出演を果たしている。

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百田にとっては今回が声優本格初挑戦。訊くと一度チャレンジしてみたかったと明かす。「実は、少し前まで私、自分の声にコンプレックスを感じていたんです。昔から周囲にすごくアニメ声といわれていて。たとえばすっごくかっこいい曲も、なんか私が歌うとクールに決まらない感じに思えて、なかなか自分の声が好きになれなかった。でも、最近、ナレーションやラジオのお仕事をするようになったら、お世辞もあると思うんですけど、“よく通る声ですね”とか“すごく聴きやすい声だね”とかいっていただけるようになって。それで少し自分の声に自信をもてるようになったんです。同時に、声だけでなにかを相手に伝えるという声のお仕事もすごく新鮮で。そんな声のお仕事に興味を抱いていたころに、今回のお話をいただいたので、すごくうれしかったというか。ほんとうにこの作品との出会いに感謝しました」

演じたのはゾロリの母親となるゾロリーヌの若かりしころ。こんな重要な役どころを任されるとは当初まったく想像していなかったそうだ。「まず、子供のころから知っている、あの図書館にずらっと並んでいる『かいけつゾロリ』の主人公ゾロリの母親役を自分が任されるなんて、夢にも思いませんでした。しかも、みなさんにクレジットを確認してもらいたいんですけど、特別出演。ということで、まあ初めて本格的に声優に挑戦する身でもありますし、限られた出番だと思って脚本を読んだら、セリフががっつりある!しかも最初から最後まで出番がある。もう、その瞬間から不安で不安で。プレッシャーに押しつぶされそうになりました」

こうして臨んだゾロリーヌ役。こんなことを考えながら演じていたという。「アフレコに入る少し前まで、ちょうどドラマ『べっぴんさん』で母親役を演じていたので、母が子を思う気持ちとかはずっと考えていたんですね。そのあたりをうまく出せればと思いました。一方で、ゾロリーヌは、なるほどゾロリの母と思える優しさの持ち主で、いたずらも大好き。意外と活発なところなどは自分と似ている気がしました。なので、私自身の一面とドラマで学んだ母性をミックスさせて、演じた感触があります」

声を演じていて、こんな瞬間があったそうだ。「監督からいろいろとアドバイスをいただきながらゾロリーヌの声に感情をこめていきました。すると途中で、ゾロリーヌに命をふきこんだというか。私の声とゾロリーヌがひとつにつながったように感じられた瞬間があったんです。なんか自分の声なんだけど、自分の声でないような。ゾロリーヌそのものになれた気がしたんです。なかなか言葉では表現できない感覚なんですけど。こういうかけがえのない瞬間が声優の醍醐味なのかなと思ったりもしました」

今回の映画は、かいけつゾロリ誕生の秘話に迫る物語。ゾロリとイシシとノシシがタイムスリップで過去へ。そこで若き日のママとパパ、ゾロリーヌとゾロンド・ロンと出会うことになる。このストーリーにはこんな感想を抱いたという。「ゾロリはゾロリーヌが自分の母であることに気づく。一方、ゾロリーヌはまさかゾロリが未来の息子と想像もできないけど、なぜか他人とは思えない。その不思議と感じ合う母と子の愛にまず胸が熱くなりました。あと、ゾロリーヌのいないところで、ゾロンド・ロンとゾロリが互いにどれだけゾロリーヌのことを大切に思っているかを言い合うシーンがあるんですけど、ここもグッときました。思わず、ゾロリーヌに“あなたふたりにこんなに愛されているよ!”って伝えたくなっちゃいましたね。家族の愛を感じられる作品なので、親子で楽しんでいただけたらうれしいです」

作品はエンディングも注目。バックに流れる主題歌『夢は心のつばさ』を歌うのは、ゾロリーヌ(CV:百田夏菜子 from ももいろクローバーZ)with ゾロリ(CV:山寺宏一)となっている。「まさかレジェンド声優の山寺さんとご一緒できるなんて夢のよう。ライブではちょっとだけ経験がありましたが、ソロで歌うのもはじめて。それが山寺さんとのデュエットですから、なんかいまだに信じられません。この曲もほんとうに心に響く歌なのでぜひ聴いてもらいたいです」

『映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』
公開中

取材・文:水上賢治
スタイリスト:関志保美
ヘアメイク:白井ユリ

最終更新:2017/12/1(金) 7:01
ぴあ映画生活