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【女子野球】侍トライアウトで筆記試験!?W杯6連覇めざす新監督の狙いとは

12/2(土) 17:30配信

スポーツ報知

 侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」が2日、8月に米フロリダで行われる第8回WBSC女子野球W杯に向けて、都内で関東地区トライアウトを開始。初日を終えた参加者53人に、前代未聞の“宿題”が配布された。

 「どんな手段を使っても良いので、明日までに調べてきてください」侍ジャパン史上初の女性監督となった橘田恵監督(34)の締めのあいさつとともに、1枚のプリントが配られた。「0-0最終回2死一、三塁、1点もやれない場合」「タイブレイク(無死一、二塁)2点差勝ちでの裏の守備」など8つのケースについて、それぞれ守備のフォーメーションと説明、想定されるケースを記述させるもの。選手は戸惑いながらも帰路に就いた。

 「2日間のトライアウトでは確認できない部分をみたいと、私が考えました」と橘田監督は説明する。宿題は先週末に行われた関西地区トライアウト(42人参加)でも実施されており、翌日にはびっしり書かれたものからシンプルなものまで、それぞれが答えを導き出した。「いろいろな考えがありますから正解は無いと思いますし、一つ一つの考えを否定するつもりはありません。でも、この場合はこの方が確立が高いというのはある。今、何をすれば点を取れるか(選手と)常に考えてやっていける野球をしたい」と明かす。

 実際に関西トライアウトでは、2日目のミニゲームで選手の動きが変わったという。指導者に聞いたりネットで調べたり、手段を問わないことで調べる力やコミュニケーション力をみる狙いもあるが、筆記テストが悪くて選考から落ちることは「これから伝えていけばいいので(ありません)」と語った。

 橘田監督は、応募の際もピッチングやバッティングの様子を動画で添付させ、トライアウト中も送球や二塁までの走塁スピードを計測するなど、新たな取り組みを取り入れ多角的に審査。一方でバント練習はビデオ撮影に任せるなど、当日視察するべきものと、あとで分析できるものを分けて集中させた。そのため候補選手約25人の発表は「いろいろなものを確認するのに必要な時間」とだいぶ先の来年1月となる。マドンナジャパンはW杯6連覇がかかるが、今回は最大のライバル・米国の自国開催。アウェーでの不利な状況でも負けない世界最強のチーム作りへ、万全な選考が続く。

最終更新:12/4(月) 20:57
スポーツ報知