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崩れ落ちた建屋、今は? 写真で見比べる福島第一原発

12/3(日) 20:05配信

朝日新聞デジタル

 東日本大震災で原子炉建屋が水素爆発を起こした東京電力福島第一原発。1~3号機の建屋最上階のプールには、今も使用済み燃料が残る。リスクを下げるためにその取り出しは急務だ。今月初めに構内に取材に入ると、最も早く取り出しにかかる予定の3号機では、崩れ落ちた天井や壁の解体が終了し、ドーム状の屋根の新設が進んでいた。

【写真】6年前に撮影した福島第一原発の原子炉建屋。中央が水素爆発で壊れた3号機。右手前は4号機、左奥に2号機と1号機=2011年11月、福島県大熊町、相場郁朗撮影

 3号機は水素爆発で建屋が大きく崩れ落ちた。がれきが使用済み燃料プールをふさぎ、機器の一部もプールに落下。燃料566体の取り出しの妨げになった。東電はがれきの撤去を進め、今夏にドーム状屋根の建設を開始した。

 構内の高台に立つと、崩れた建屋が構造物で覆われ使用済み燃料の搬出が終わった4号機の向こうに、3号機のドーム状屋根の全体像が見え始めていた。来年度中ごろの取り出し開始を目指して、ドーム内にクレーンも設置。準備作業は大詰めを迎えている。(川原千夏子)

朝日新聞社