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【女子野球】侍最年長へ、7度目W杯ねらう“レジェンド”の背中押した稲葉篤紀の言葉

12/3(日) 18:57配信

スポーツ報知

 来年8月に米フロリダで行われる第8回WBSC女子野球W杯で6連覇を狙う侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」が3日、都内で開催していた関東地区トライアウトを終了した。橘田恵監督(34)は、先週行われた関西地区も総括して「東はバッテリーの質が高く、西は野手のスピード感と元気があった。両方足してバランス取れた良いチームになると思います」と語った。

【写真】送球スピードの計測を行う金由起子

 06年の第2回大会から出場を続ける女子野球界の“レジェンド”金(こん)由起子(40)=ホーネッツ・レディース=も、高校生など若い選手に混じって審査を受けた。橘田恵監督(34)をはじめ、首脳陣は木戸克彦ヘッドコーチ(56)以外、全員年下だ。

 「迷ったけれど、選手を続ける以上、上のレベルでやりたい。W杯で勝った喜びを知っているので、そこを目指したいという気持ちがある以上は、受けてもいいと思った」と、7度目のW杯出場に向け心境を明かした金。体力の衰えを感じないわけではないが「プレーも大事だけれど、私がいれば(主力の)六角(彩子)や出口(彩香)が安心してプレーできる。お母さんのような見守る存在になれたら。年齢的に最後と思うけれど」と“精神的支柱”になりたいと語る。

 野球の日本代表で、五輪やWBCなどでプレーした最高齢は、13年の第3回WBCに出場した稲葉篤紀(45)の40歳7か月。しかし金が今回の女子野球W杯に出場すると、40歳11か月とその記録を更新する。「ぜひ稲葉さん抜きたいですね」と語る金は、同じ札幌に住む縁で稲葉と自主トレを共にするなど親交がある。昨年、監督を兼任する自身のチームで迷ったとき、ある言葉が背中を押してくれたという。

 「『周りからいろいろ言われても、自分の思った通りにやったほうがいい―』とアドバイスいただきました。あの一言に勇気をもらえて、迷い無く監督を受けられた」。来て実力が無ければしょうがない。行っておけばよかったと後悔しない―。今回もこの言葉を胸に上京し、トライアウトに臨んだ。2日間の審査では、大きなアピールはできなかった。しかし東京五輪金メダルをめざす指揮官と「ユニホームを着たいですね。稲葉さんと同じユニホーム」。いくつになっても憧れは変わらない。

 代表候補約25人は、1月中に発表される予定。

最終更新:12/5(火) 20:53
スポーツ報知