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侍J・稲葉監督が明かす二遊間の起用の舞台裏

2017/12/3(日) 10:00配信

ベースボールキング

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督が11月30日、東京都内で行われた『ニッポン放送 ショウアップナイターCONFERENCE 2018』に出演し、『ENEOS・アジアプロ野球チャンピオンシップ2017』での二遊間の起用法の舞台裏について語った。

<内野手>
1  京田陽太(中日)
6  源田壮亮(西武)
7  外崎修汰(西武)
8  中村奨吾(ロッテ)
12 松本剛(日本ハム)
33 山川穂高(西武)
63 西川龍馬(広島)

 稲葉監督は「当初の予定ですと、セカンドは外崎選手に任せようと思っていた」と今季外野のレギュラーに定着し、セカンドでも27試合に出場した外崎修汰(西武)の起用を考えていたことを明かす。

「(京田が)セカンドができるということで、『1番・京田選手、2番・源田選手』に置いて、走る野球をやっていこうとスタートしました」と、ショートを本職にする京田陽太(中日)が大会に向けて、セカンドの練習を行ったことにより当初の考えを変更。

 大会初戦・韓国戦は、「セカンドに京田選手を置くのであれば、ショートは源田選手。韓国戦は京田選手、源田選手の1、2番にしました」と説明した。ただこの試合、京田は1点を追う9回に押し出し四球を選んだが、京田、源田ともにノーヒット。

 すると続くチャイニーズ・タイペイ戦では「先発が左投手だったことに加え、源田選手の調子があまりよくないので、ロッテの中村奨吾選手をセカンドで使い、調子のよかった京田選手をショートで起用しました」。

 この采配が的中する。1番の京田が5回と8回の打席でタイムリーを放つなど3打点を挙げれば、9番の中村は4打席全て出塁した。

 決勝は1番セカンド京田、2番にはチャイニーズ・タイペイ戦で2点タイムリー二塁打を放った松本剛(日本ハム)を置き、9番ショート源田のオーダー。京田と源田は無安打だったが、2番に座った松本がマルチ安打を記録するなど、近藤健介(日本ハム)、山川穂高(西武)、上林のクリーンナップに繋げた。

 “機動力野球”を掲げた稲葉監督ではあったが、それに固執することなく、「調子によって選手を起用するのも大事ですし、その試合で何を中心にしていくか。“攻撃を中心にしていくか”、“守備を中心にしていくか”というところを考えないといけない」と柔軟にオーダーを組んだことが大会制覇に繋がった要因といえるだろう。

 また、稲葉監督はこの大会を通して「打順に関しては、ヘッドコーチを含めて、当日の昼過ぎまでずっと考えました」とかなり悩んだという。それでも、今大会は二遊間、選手起用がピタッと当たり、大会初制覇に導いた。

 当面の目標は2020年東京五輪での金メダル。稲葉監督は「監督として勉強していかないといけないですし、来年3月に強化試合が2試合ありますので、2020年に向けて選手を集めていって、コミュニケーションをしっかり取ってチームを作っていきたい」と意気込んだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

BASEBALL KING

最終更新:2017/12/3(日) 10:12
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