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「即婚」求める女子大生、婚活会員「男女差」逆転した時は? 婚活アドバイザーと振り返る「平成30年史」

2017/12/7(木) 7:00配信

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【<ヘイセイデータ>数字で振り返る平成経済】
 平成に入り、結婚をめぐる環境は大きく変わりました。晩婚化や結婚自体をしない、できない若者が増えています。婚姻件数は2001年以降、減少傾向です。「駆け引きは面倒な『即婚』の増加」「晩婚化の先にある貧困」。平成の約30年間で、結婚はどう変わったのか。データで振り返りながら、年間1千組の恋愛アドバイスをしているという結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸さんに話を聞きました。(朝日新聞経済部記者・篠健一郎)

【画像】婚姻件数、グラフにしたら…こんなに減ってた!婚姻年齢は上昇 データと写真で振り返る平成の結婚

駆け引きは面倒、「即婚」したい

――最近はどんな相談が目立ちますか。

 いますぐ結婚したい、いわゆる「即婚」を希望する20代前半の女性が数年前から増えています。希望するスペックの男性を教えてくださいと言ってお見合いし、数回会っただけで結婚を決めようと考えているんです。


――なぜ早く結婚をしたがるのでしょうか。

 20代前半の女性会員が「駆け引きは面倒くさい。生まれた時から結婚相手が決まっていたら良かったのに」と言っていました。それが今の若い子の心理なんでしょうね。相手の言動にハラハラしたり、ときにはフラれたり…そういうところをすっ飛ばしたいんです。

就活が終わったから婚活だ

――なぜ恋愛を面倒だと考えるようになったのでしょうか。

 子どもの数が少なくなったことで、親が必要以上に甘やかす「温室育ち」の人が増えていることが一因だと思います。きょうだいが少なく、競争意識が薄い。傷つくことを恐れていて、恋愛に対して臆病になっています。一方で興味深いのは、昨年から大学生が相談に来るようになったことです。就活が終わったらから、今度は婚活だと。


――就活してから恋愛、ではダメなんでしょうか。

 今年の年明けに銀行に内定していた女子学生が相談に来ました。「1年間、彼氏を探してからダメだったら来たら?」と伝えたのですが、「1年目はガツガツ勉強しないとダメなんです」と言っていました。仕事への意欲が高く、恋愛は効率良く進めて早く終えてしまおうと考えていて、結局入会されました。


――平成の婚姻件数を見ると、2001年に79万件を記録してから減少傾向です。2016年は62万件にまで落ちており、そもそも結婚したい人が減っています。

 若者の恋愛離れと女性の社会進出によって晩婚化が進んでいることが影響しています。5年ほど前から30代後半の女性会員が増えてきました。平日は仕事に没頭し、疲れて帰宅。土日は家事や買い物。家と会社の往復で出会いもない。気がついたら30歳になっていたという人がとても多い。男性会員が考える、結婚したい女性の年齢は平均で34歳。恋愛結婚は出会ってから結婚まで4年半かかると言われています。男性は、恋愛結婚を考えると、30歳より若い人と付き合いたいと考える。その結果男女の希望が合わず、女性が30代後半になって相談にいらっしゃるんです。

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最終更新:2017/12/7(木) 7:00
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