ここから本文です

サンロッカーズ渋谷ユース、来春設立へ 国学院高・大体育館拠点に /東京

12/4(月) 20:13配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 男子プロバスケ・Bリーグのトップ(B1)リーグに所属する「サンロッカーズ渋谷」を運営する日立サンロッカーズ(千代田区)が来春、ユースチームを立ち上げる。(シブヤ経済新聞)

 Bリーグが定める規定の中で、2018-2019シーズンのB1ライセンス付与条件の1つとして「来年4月にU15を保有していること」を掲げていることから設立するもの。サンロッカーズ渋谷は、昨シーズンのBリーグ開幕に合わせ、渋谷区をホームタウンに活動し、青山学院記念館(=大学体育館、渋谷区渋谷4)をホームアリーナに活用している。

 今回、ユースの練習会場には国学院高校(神宮前2)と大学(東4)の体育館を中心に使う。ユースでは、「渋谷から世界で活躍する選手を育てる」こと、「渋谷を中心に東京と全体の競技力向上のサポート」を掲げていることから、アクセス至便である渋谷で練習会場を探したという。一方、区内の体育館などは利用希望者が多く難しいことから、区が間に入り「ソーシャル・アクション・パートナーシップ協定」を結んでいる同大に協力を仰いだという。

 サンロッカーズ渋谷では今回、Bリーグが規定するU15に加えて、「長期的な育成システム」としてU12も同時に設立。2021年にはU18やバスケットボールスクールも設立し、トップチームからアンダーカテゴリーまでを「一貫した指導方針」を展開することで「プロフェッショナルな」選手の育成を目指す。

 ユースのヘッドコーチ(HC)には、bj(バスケットボールジャパン)アカデミーでジュニアユースのHCを務めている木村一明さんを迎えるほか、NBA選手のシューティングやスキルワークアウトなどを担当し、現在サンロッカーズ渋谷のトップチームのスキルコーチを務めているデイビット・ナースさんをアドバイザリーコーチとして迎える。

 U15は来年4月時点で中学3年生以下の男子が対象で、練習日程は毎週土曜・日曜の16時~21時(月8回計18時間)を予定。登録は学校の部活動との掛け持ちも可能。U12は来年4月時点で小学6年生以下の男子が対象で、平日夜または土曜・日曜(U15の前の時間帯)で調整中。U12はJBA(日本バスケットボール協会)やBリーグでの規定がないことからチーム登録は行わず、各自が所属しているミニバスケットボールチームやスポーツ少年団の活動を優先させるという。練習日程は、高校・大学の部活動が行われない日で調整するが、都合がつかない場合は都内の高校の体育館も活用していく考え。

 来年2月下旬にナースさんによるクリニックとオープンスクールを渋谷区内で開催するほか、3月に複数回行う予定のトライアウトで入会者を決める。4月上旬にメンバー(U12・U15各20人程度)の発表とオリエンテーションを行った後、本格的に練習をしていく。夏合宿(予定)や海外遠征も計画しているという。入会金や月謝は未発表。

 同社岡博章社長は「(入会は)都内の子どもたちを想定している。バスケットの塾のようなイメージで通ってもらい、素晴らしい選手を目指してもらいたい」と期待を込める。今後、現在千葉・柏にあるトップチームの練習会場も渋谷に移すことも目指しており、「一体感を持ってさらにいいものができると考えている。コツコツと時間を掛けてやっていきたい」とも。

 同大坂口吉一理事長は会場提供の経緯を「地域に根差した大学として、渋谷は青山(学院大学)だけじゃないぞ、という思いもある」と話し、「今回の活動を通じて、当校の学生との交流にもつながっていけば。将来、渋谷の体育館からプロ選手が続々と排出されることを期待している」とエールを送った。

 来年年始にはサンロッカーズ渋谷のホームページ内にユースのページを立ち上げ広報していく予定。区では渋谷区バスケットボール協会と連携すると共に、区内の中学校(8校)にも声を掛けるなどサポートする。

みんなの経済新聞ネットワーク