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豊洲市場、入札断念し特命随意契約を検討 工事遅れ懸念

12/4(月) 22:51配信

朝日新聞デジタル

 豊洲市場(東京都江東区)の追加安全対策工事の入札で不調が相次いでいる問題で、都は一部の工事で競争入札を断念し、特定の1社に見積もりを出させて契約する「特命随意契約」への変更を検討していることがわかった。今後も入札の不調が続けば、都が目指す来年10月の築地市場からの移転日程に影響する恐れがあるためという。

 都は豊洲市場で、地下水管理システムの機能強化などの全9件の追加工事を計画しているが、落札されたのは2件で、残る7件は入札不調で契約できていない。特命随契を検討しているのは、11月27日に大手ゼネコンの入札価格が予定価格を上回り不調となった床面をコンクリートで覆う工事。7件の中で最も手続きが遅れているという。都は、ほかの6件の工事も今月中旬の入札で不調になれば、特命随契に切り替える可能性があるという。

 小池百合子知事が導入した入札改革に基づき、豊洲の追加工事の入札は、予定価格を事後公表とし、参加が1社だけならやり直すといった新制度が適用されている。特命随契への変更を検討することについて、都幹部は「入札不調が続いて工事が遅れることは避けねばならない。随契でも制度上は問題ない」と話す。

朝日新聞社