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京都聖母学院小学校、約500台のChromebookを導入しICTを活用した新たな教育モデルを実現

12/4(月) 16:50配信

Impress Watch

 デル株式会社は4日、学校法人聖母女学院 京都聖母学院小学校が、デルのChromebook端末である「Dell Chromebook 3180 Education」約500台を導入したと発表した。

 2000年代前半から取り組み始めた京都聖母学院小学校のICT教育では、ネットワーク環境のトラブルが障害となっていたというが、2014年からNTT西日本によってインフラが刷新され、無線LAN環境が整備されたことを受け、子ども自身が課題をとらえながら主体的・能動的に学んでいく、アクティブラーニングに生かすためのシステムを模索していた。

 “能動的な学び”のためにICTは必須ではないものの、ICTを授業に活用することで、子どもたちの学習意欲が明らかに増し、率先して学びに参加するようになるほか、多くの子どもたちにとって、授業中に手を挙げて自分の意見を述べるより、コンピュータを介してアクションするほうが気恥ずかしさは少なくなり、結果として、一人ひとりが授業に参加しやすくなるからだという。

 こうした環境を実現するためのシステムや端末として求められたのは、教職員に大きな負担がかからないように運用管理やメンテナンスを容易に行えることや、セキュリティが優れていること、安定して稼働することといった要件だったが、これを満たすものとして、京都聖母学院小学校はChromebookに着目した。

 Chromebookでは、WindowsベースのタブレットやPCとは異なり、端末ごとにOSのアップデートやセキュリティパッチの適用を行う必要がなく、電源を入れ直すだけで常に最新状態が保たれるほか、基本的にすべてのデータがクラウド上のオンラインストレージ(Google Drive)上に保存されているため、セキュリティを維持するためのコストが低減されるためだ。

 一方でChromebook端末はさまざまなメーカーから提供されているが、子どもたちがうっかり落としてしまうことも予想されるため、堅牢性に優れていることを重視して選定作業を実施。その結果、2016年11月にDell Chromebook 3180 Educationを導入している。

 なお同校では、システムの運用にあたり、NTT西日本のICT指導員による授業サポートも利用している。NTT西日本からは、2名の人員が月曜から金曜日までフルタイムで常駐。教員と一体になって授業のストーリーを組み立てるとともに、教室内では授業の進行を支援し、その結果をデジタルのレポートとしてまとめ上げているとのこと。

 これにより、京都聖母学院小学校はノウハウの蓄積と、それに基づく教育モデルの確立・共有を効率化し、教師にかかる端末の運用管理負荷を一掃。ICT教育そのものに専念できる環境を実現したとしている。

クラウド Watch,石井 一志

最終更新:12/4(月) 16:50
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