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家電製品など窃盗被害か=北朝鮮木造船、避難の島―漁業関係者不安の声―道警・海保

12/4(月) 21:09配信

時事通信

 北朝鮮から来たとみられる男性10人が乗った木造船が荒天のため避難した北海道松前町の無人島で、灯台のソーラーパネルや漁協の施設から家電製品などがなくなっていたことが4日分かった。

 第1管区海上保安本部と道警は、盗まれた可能性があるとみて調べている。

 木造船の乗組員からも任意で事情聴取し、関連がないか調べている。

 松前町や道警などは4日、同町の漁協が管理する施設を確認。小屋の玄関の鍵がこじ開けられ、家電製品やバイクなどがなくなり、室内は荒らされた状態だったという。木造船からは日本製の家電も見つかっており、道警は乗組員が関与した可能性もあるとみて調べている。

 この日は午前11時ごろ、白い防護服に身を包んだ道警と海保の約10人が島に上陸し、小屋や灯台施設を調べた。防護服は感染症予防のために着用したという。

 第1管区によると、松前小島灯台の明かりに使うソーラーパネルの一部が外され、島内の避難港の付近で見つかったという。灯台の近くにある施設の鍵も壊されており、施設から紛失したものがないか調べている。

 これまでの調べに10人は、9月に北朝鮮を出港し、約1カ月前に船のかじが壊れて漂流したなどと説明している。海保は木造船を函館港沖にえい航し、立ち入り検査している。

 松前小島の管理人、吉田修策さん(67)は、小屋のものは全てない状態だったといい、「怖いなんてものじゃない。松前小島は魚がたくさんとれる。北朝鮮船の間で評判が広まらないか不安」と話した。松前町水産課の佐藤祐二課長(58)は「想定外の事態。国に監視カメラの設置などを要望したい」と説明した。 

最終更新:12/5(火) 9:31
時事通信