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男子部員の布団に侵入し「耳噛んでいいか?」…暁星国際野球部監督がセクハラか

12/5(火) 7:04配信

スポーツ報知

 千葉県木更津市の私立暁星国際高硬式野球部の男性監督(27)が、男子寮で共同生活する男子部員の布団に入るなどの行為をしたとして、高校3年生の男子部員がセクハラ被害を訴えていることが4日、県警や同校への取材で分かった。

 監督は昨夏から週1回ペースで深夜に「癒やしてくれ」などと言いながら部員の布団に入り、耳を噛(か)むなどの行為をしていた。監督は行為を認める一方、ハラスメントとの認識は否定。同校には「親しみの表現だった」と説明している。

 千葉の強豪野球部監督が、2人の男子部員に対して問題行動を起こしていたことが分かった。同校によると、監督は2人がともに高校2年生だった昨夏から、深夜にもかかわらず寮の部屋を度々訪れ、就寝中の部員の布団に入ったうえ、耳をかじったり頬をなでたりしたという。さらに入浴時には「体を洗う」と言って2人に接触。1人は「背中」、もう1人は「全身」を触られたという。

 11月上旬に部員の1人が帰省した際、部員の携帯電話に、部屋の布団に監督がうずくまっている写真があることを保護者が見つけたことで問題が発覚。保護者は木更津署に相談した。同校担当者によると、学校にも父親が「監督が息子を性のはけ口にした」と抗議したという。

 監督は11月下旬の同校の事情聴取に対し「部屋に入ったのは点呼する意図だった」と説明。体への接触も「親しみのつもりで、じゃれ合っていると思っていた」とハラスメントを否定していた。また、部員の1人は学校に対し「(監督から)耳を噛んでいいか? と言われたのでイヤだと答えた。その後は頬を触るだけになった」と証言。「傷つくことはなかったが、夜中に起こされて非常に面倒くさかった」と話していたという。

 寮には約150人が生活しており、うち野球部員は約45人。生徒以外で住んでいたのは、監督と野球部コーチの2人だけだった。2年までは1部屋に何人かが共同生活し、3年は個室になる仕組み。2人は「共同生活時代」から「個室時代」にまたがり、監督の深夜訪問を受けていた。

 野球部自体は79年に創部。88年に五島卓道監督(現・木更津総合監督)が就任し躍進。甲子園経験はないものの、90年には中日の小笠原道大2軍監督らを擁して夏の千葉大会で準優勝した。近年は低迷していたが、15年に野球の名門高校出身の現監督が就任。今年夏の千葉大会で16強入りし、復活を印象づけていた矢先の出来事だった。

 監督は教員ではなく、「事務職員」。同校は監督に口頭で厳重注意し、4日付で指導から外した。監督は別の寮に移っており、同校は今後処分を検討する。

 ◆最近の主な高校部活動でのセクハラ問題

 ▼12年1月 北海道・帯広北高のチアリーディング部の男性監督(教頭)が、尻を触ったり「結婚しよう」などと声を掛け、2年生部員10人全員が退部。教頭は停職1か月。

 ▼13年1月 神奈川県の県立高校の男性音楽教諭が、女子生徒を抱きしめたり自作の曲を贈るなどのセクハラ行為を行い、停職6か月の懲戒処分。その後、依願退職。

 ▼16年1月 岩手県の県立高校の男性教諭が、男子生徒に下着の種類を尋ねたり贈ったパンツをはいた姿を見せるようメールを送るセクハラを行い、停職5か月の懲戒処分。

 ▼16年12月 福岡大付属若葉高の吹奏楽部の男性顧問が女性部員にブラジャーのホックを外して楽器を吹くように指示したなどとして諭旨解雇処分。

 ◆暁星国際高の主な卒業生(敬称略) 相川良太(元オリックス)、内田朝陽(俳優)、小笠原道大(元日本ハム、巨人、中日)、北川哲也(元ヤクルト)、高畑裕太(俳優)

 ◆暁星国際高校 東京・千代田区の学校法人「暁星学園」が1979年4月に開校。81年に中学が開校した後の、84年に同学園から学校法人「暁星国際学園」に分離し、現在に至る。98年に共学となる。当初は全寮制の男子校だったが、現在は通学も可能。野球部の甲子園出場経験は春夏ともない。

最終更新:12/5(火) 7:04
スポーツ報知