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富士の工場爆発 現場検証続く 粉じん爆発の可能性も…

12/4(月) 19:15配信

静岡放送(SBS)

 12月1日、大規模な爆発事故を起こした富士市の化学工場です。4日も警察などが原因を究明するため現場検証を実施しました。県内では同じように危険物を扱う工場で緊急の査察を実施して注意が呼びかけられました。
 富士市厚原の荒川化学工業では12月1日、インク樹脂を生産する建屋で爆発とそれに伴う火災が発生し、男性従業員1人が死亡、14人が重軽傷を負いました。建屋の壁を吹き飛ばし、近くの工場の建物の窓ガラスを吹き飛ばすほどの爆発が起きた原因は何だったのか、警察と消防が原因の究明を進めています。爆発が起きた建屋は4階建てで1階から2階の損傷が激しかったということです。亡くなった人や重傷の人はいずれも低層階にいたこともあり、爆発は低層階で発生したとみられることが分かりました。ただ、荒川化学工業は低層階では発火の可能性のある機械や揮発性の物質はなかったとしています。この建屋の1階と2階ではインク樹脂の原料となる松ヤニを固めて粉砕する作業が行われていて、粉々にした原料の粉塵が何らかの理由で引火する「粉じん爆発」が起きた可能性もあるということです。一方、爆発事故の発生を受け、裾野市の消防はアルミ箔を加工する工場で緊急の査察を行いました。消防は、工場内の危険物を扱う施設や貯蔵庫を回りながら設備に問題がないかの確認や、安全を保つためのアドバイスをしました。多くの死傷者を出した今回の爆発事故。警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査していて、現場検証は5日も実施される予定です。

静岡放送(SBS)

最終更新:12/4(月) 19:15
静岡放送(SBS)